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肩こりの原因【トリガーポイント】見つけ方とほぐし方を徹底解説! 徳島唯一の肩こり専門整骨院からアドバイス

2020年3月2日 公開 / 2021年1月22日更新

テーマ:肩こり

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 肩こり改善

今回は、肩こりの原因【トリガーポイント】についてご説明いたします。

肩こりを感じている箇所や痛い箇所にアプローチをしても改善しない場合、別の場所に原因があるのかもしれません。
こりや痛みを感じるポイントと、その原因となるポイントは異なっている場合があるのです。

そのような、コリや痛みの根源となる場所のことを「トリガーポイント」といいます。
たとえば、背中のトリガーポイントが肩こりを引き起こしている場合、肩のケアを行っても根本的な解消には至りません。
そればかりか、トリガーポイントをそのままにしておくことになるので、重症化すし、全身に悪影響をきたす恐れもあります。
逆に、トリガーポイントをケアすることで改善を期待することができるのです。


☆肩こりが和らぐと幸福度がアップする
肩こりに悩む日本人は多く、厚生労働省の調べではその数2400万人にも上ると言われています。
だからでしょうか、「肩こりなんて当たり前」とばかりに、放置している人は少なくありません。
しかし、そのままにしておくと、頭痛、吐き気、その他の不調を誘発する要因にもなりますし、なにより日常生活がつらいのではないでしょうか。

ある医薬品メーカーが肩こりと腰痛に関する調査を行ったところ、肩こりが和らげば、幸福度は4割増になるといった報告をしています。
重症化しないうちにスッキリ解消したいものですが、一時的に楽になっても、しばらくするとまた再発することも多いです。


☆肩こりの原因は筋膜?
肩こりをケアする鍵は筋膜にあります。
トリガーポイントについてお伝えする前に、筋肉と筋膜についての基礎知識をお伝えします。

日本人の肩こりのほとんどは、筋肉の緊張が招く筋肉疲労からきています。
現代の肩こりに特徴的なことは、肉体労働で表層の大きな筋肉を酷使するのではなく、パソコン、スマホの操作などの小さな動きに伴う、深部にある小さな筋肉のダメージによって発生していることが多いです。

ダメージを受ける箇所もその過程も変わっていることから対処の方法も変化し、表面の筋肉をもみほぐすのではなく、筋膜に働きかけることが必要となります。
マッサージを受けてもみ返しが起こるのは、「肩こりの質」の変化によるものです。
現代型の肩こりには異なる対処法をとる必要があります。


☆第2の骨格とも呼ばれる筋膜
筋膜というのは、文字通り筋肉を包む膜のことです。
私たちの体は頭のてっぺんから足の先まで、筋膜で覆われています。

筋肉はひとつの「かたまり」ではなく、細い筋線維の集合体です。
その筋線維1本1本を筋膜が包み、「筋線維の束=筋束」もまた筋膜に包まれています。
さらに血管や神経、脂肪、骨、内臓までもが筋膜に包まれています。
包まれているだけではなく、体の中のあらゆる組織は筋膜を介してつながっています。

たとえばみかんを思い浮かべてください。
皮をむくと薄皮に包まれた果肉が出てきます。
果肉は、さらに薄皮につつまれた粒が集まったものです。
人の体も同じで、外側の厚い皮が皮膚だとすれば、果肉に当たるのが筋肉、果肉を包む薄皮や小さな粒を包む薄皮が筋膜ということになります。

筋膜は体にピタリとフィットした全身タイツのようなものです。
もし、体から筋膜以外の組織がなくなっても、人のカタチの筋膜が残ります。
そのため、筋膜は「第2の骨格」とも呼ばれています。


☆筋膜の柔軟性が失われることで肩こりが起きる
筋膜は本来はやわらかい組織で、常に正しい姿勢でリラックスした状態でいれば、自由に伸び縮みし、体をスムーズに動かすことができます。
しかし、猫背などの悪い姿勢や同じ姿勢で長時間労働をしたり、筋肉が緊張すると筋膜は柔軟性を失い、癒着したり、ズレたり、ねじれたりするため、体の動きも制限されるようにます。
筋膜は全身につながっていますので、筋膜全体のバランスが崩れ、こりや痛みの原因となります。

全身タイツを着ていることを想像してください。
どこかがねじれると、そこだけのズレだけではなく、全体的にねじれがひろがっていきます。
それと同じです。


☆筋膜リリースにより筋膜のねじれなどを整える
この状態を元に戻す方法として「筋膜リリース」があります。
筋膜リリースにはトリガーポイントを使うと効果が期待できます。
トリガーポイントは東洋医学のツボとは異なりますが、重なることも多いです。

肩こりが起こるとき、筋膜の中は何が起きているのでしょうか。
筋肉が緊張すると、筋膜の中の細い筋線維は太く短くなり、筋膜の中いっぱいに広がります。
その圧力で筋肉の中を走る血管が押しつぶされ、血液循環が悪くなります。

筋肉が緊張すること自体に問題はありません。
筋肉は緊張と弛緩を繰り返すことで役に立っており、弛緩したときに新鮮な血液が送り込まれます。
問題なのは緊張状態ばかりが長く続くことです。
その結果、筋肉に栄養や酸素が行き渡らず、だるい、重い、つっぱるといった肩こりの症状が現れるようになります。
この段階ならストレッチや運動といったセルフケアも可能ですが、同一姿勢を崩さずに筋肉の緊張を持続させると肩こりは次の段階に入ります。


☆関連痛を起こす箇所がトリガーポイント
筋線維をヒモに例えると、そのヒモに結び目のような固い「しこり」が形成されます。
これを硬結(こうけつ)と言います。
また索状硬結(さくじょうこうけつ)といって、ピーンと張られたロープ状のしこりもできます。

しこりは、外からふれることができ押すと痛みを感じます。
そして、その場所だけではなく、離れた場所に関連痛を起こすことがあります。
押したら関連痛がおこるポイントのことを「トリガーポイント」と呼びます。
すべてのしこりがトリガーポイントとは限らず、離れた場所に関連痛を発生させるのがトリガーポイントの特徴です。


☆トリガーポイントは連鎖的に広がる
つまり、肩こりをケアする場合、肩こりの起こっている部分にアプローチしても楽にならない場合は、トリガーポイントを探し出してケアしなければ、こりの改善は目指せません。
関連痛が起こると、その箇所の筋肉も影響を受け、新たなトリガーポイントが形成されます。
そのトリガーポイントがまた関連痛を起こし、第3のトリガーポイントが形成される、というふうに連鎖的に広がっていきます。
このように痛みの連鎖が起こり、全身に悪影響を与えることとなります。


☆トリガーポイントをケアすることで肩こりの緩和を目指す
通常のマッサージは表層の筋肉をもみほぐすだけで、気持ちはいいのですが、効果も浅く、すぐに肩こりが再発したりします。
トリガーポイントにアプローチする際は、原因となるしこりをケアすることで、肩こりの緩和へと導くものです。
最初にトリガーポイントのケアを行い、続いて関連痛のある箇所のケアを行うこととなります。

トリガーポイントの施術を受けたあと、日常生活に気をつければ、肩こりがひどくなるのを防ぐことも可能になってきます。
また、自分でもトリガーポイントを刺激したり、筋膜リリースを行ったりすることで、肩こりをやわらげることができます。


☆トリガーポイントの見つけ方
肩こりは人によって原因が異なりますので、トリガーポイントの場所も異なります。
トリガーポイントは首や肩の周り、あるいは背中と広範囲に広がっています。
深い所にあるトリガーポイントはセルフケアが難しいですが、大きい筋肉や浅い部分のトリガーポイントは自分で押してケアすることが可能です。

トリガーポイントを見つけるときは、指先で筋肉の上を滑らせるようにしてしこりを探します。
しこりを押して、鈍い痛みや張りを感じる部分がトリガーポイントの可能性があります。


☆トリガーポイントのほぐし方
指を使ってゆっくりとこりを感じる部分に圧を加えていきます。
ギュウギュウ押し付けるのではなく、気持ちいいと感じる程度に5秒ほど押します。

こりがほどけていくのを感じながら、新たに圧を加えます。
これを5回ほど繰り返してください。


☆肩こりに効く筋膜リリースその①
筋膜リリースも肩こりに有効です。やり方は簡単ですので試してください。

(1)肩に反対側の手を置き、4本の指を肩に引っかけるようにする。
(2)もう一方の手で手首を持ち下に引っ張る。
(3)指を動かさずに10秒ほど圧をかける。
(4)反対側も同様に行う。
(5)3回繰り返す。

肩こりに効く筋膜リリースその②
(1)右腕を斜め下に伸ばす。
(2)指先がなるべく遠くに行くようにさらに伸ばす。
(3)あごを引き、首を左側にゆっくり倒す。
(4)その状態のままゆっくりと右を向く。
(5)1分ほどキープする。
(6)その状態から次はゆっくりと左を向く。
(7)この状態で1分ほどキープする。
(8)反対側も同様に行う。


日本人には肩こりが多く、程度によっては普通に生活を送ることさえ困難になる場合もあります。
しかし、その痛みに対して正しい対処がされないと肩こりの改善には結びつきません。
肩こりの原因【トリガーポイント】への的確なケアが必要です。

トリガーポイントをケアすることによって、慢性的な肩こりの緩和を目指すことができ、徐々に体調がよくなっていくのを感じることができます。
是非あなたも、つらい肩こりから解放された快調な身体で、快適な生活を手にしましょう。


「私もぜひ良くなりたい」って方は
大畠整骨院ホームページをご覧ください [http://www.oohata-seikotsu.jp/]

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