盲導犬の本の感想文
出発式おめでとう
盲導犬は現在全国で800頭ほどしかいない。
だからよく言われる言葉で、盲導犬を見かけたら、それは幸運なことだと。ラッキーアイテムになっているほど盲導犬は少ない。
盲導犬に導かれて歩く人は目が不自由な人です。だから周りのことはよく見えない。けれど周りにいる人々は、盲導犬と人間とのペアはよく見ている。珍しいから。
盲導犬と人間のペアはさっそうと歩く。その様子は、目の見えている人たちとあまり変わらない。だから余計に周りの人たちの目を引く。
犬が人を助けて一緒に歩く。その姿を見てみんな少し驚き、物珍しさに興味を持ち、少しはらはらし、そしてとっても温かい気持ちになる。
どうしてだろう。この胸の中に広がってくるこのぬくもりは何なのだろう。
僕はいつも考える。
だから僕は言いたい。胸を張って歩いてください、どうどうと、さっそうと。
あなた方はただ街中を歩いているだけで、町の人々の心を温かくしてくれる、かけがえのない人たちなのだと。
盲導犬とペアで歩く人たちは、ただ歩いているだけで街の風景をよくしてくれているのです。
出発式おめでとう。