真珠湾を忘れてないと、大統領に言われたら。
薩埵峠を模型にしたという噂を聞いて問い合わせが。
何人かで見に行きたいという仲間の知人が下見に来たりして。
厳しい自然とその崩壊を防ぐ人工物とのせめぎあいがここにあり、
そのせめぎあいの中で造られてきた人工物を利用して、新たな人工物を構築して、峠全体を一つのテーマにして建築物としてとらえる。
大学生としての雲をつかむようなことへの挑戦は楽しい。
よくもこんな大きな模型を作ったものだとという驚きだけを見る人に与えるだけでもこの作品の価値はある。
若山新太郎の作品です。