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経営者の言葉が届かない理由【コンサルの視点5】

橋本貢

橋本貢

テーマ:コンサルの視点


経営者は、日々さまざまな言葉を発しています。

方針を伝え、考えを共有し、
時には強いメッセージを投げかけることもあるでしょう。

それでも、「伝わっていない」と感じる場面は少なくありません。

何度も話しているはずなのに、
現場の動きが変わらない。
同じ説明を繰り返している気がする。

そんな感覚です。

これは、伝え方の問題だけではありません。

多くの場合、言葉そのものが「届く状態」になっていないのです。

例えば、経営者の頭の中では、
すでに整理されていることでも、
聞く側にとっては前提が共有されていないことがあります。

背景や文脈が抜け落ちたまま言葉だけが伝えられると、
受け取る側は自分なりに解釈するしかありません。

その結果、同じ言葉を聞いても、
人によって受け取り方が変わってしまいます。

また、言葉が「行動と結びついていない」場合もあります。

例えば、「お客様を大切にしよう」という言葉があっても、
具体的にどの場面でどう判断するのかが示されていなければ、
現場では使いようがありません。

言葉は理解されても、動きにはつながらない。

もう一つ大きいのは、
言葉に「実感」が乗っていないケースです。

立派で正しい内容であっても、
経営者自身の経験や葛藤と結びついていないと、
どこか他人事のように聞こえてしまう。

人は、正しさだけでは動きません。
納得や共感があって初めて、行動につながります。

では、どうすれば届くのか。

特別なテクニックが必要なわけではありません。

必要なのは、

・言葉の背景を共有すること
・具体的な場面に結びつけること
・自分の実感として語ること

この3つです。

言葉は、ただ発するだけでは届きません。

誰が、どの文脈で、どの温度で語るかによって、
意味が大きく変わります。

経営者の言葉は、本来とても強い力を持っています。

だからこそ、少し整えるだけで、
組織の動きは大きく変わります。

もし今、言葉が届いていないと感じているなら、
内容を変える前に、「どう届いているか」を見直してみる。

そこに、次のヒントがあるかもしれません。

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橋本貢
専門家

橋本貢(経営コンサルタント)

しずおか経営サポート

表面的な課題ではなく、売上・組織・戦略の根本構造を見極め、本質的な打ち手を実行まで伴走支援します。経営者の意思決定に寄り添い、成果に直結する改善を行います。

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