漢方薬でよくなった症例 202409
31歳の女性。体重58kg、身長159cm。2年半の不妊症色白で顔のむくみあり、イライラと歯ぎしりが強い。舌苔は白苔で舌の裏の血管の怒張は中程度。暑がりで冷えもあり、お風呂は短い。低血圧(最大80、最低60)。大便2日1行、小便1日6回。頭痛、めまい、立ちくらみ、耳鳴有り、肩こり、腰痛、生理痛は激痛。ビール、ワインを好み、野菜中心の食事、Ⅰ型糖尿病がありインスリンを1日20単位使用している。
初回に漢方薬の抑肝散加芍薬黄連を処方。ご主人様は、精子の運動率が50%をきることがあったので、半年間服用の中国漢方を中止して、漢方薬の柴胡加竜骨牡蠣湯を服用して頂く。奥様は、漢方薬服用後3日で体の中が温まる感じがあり7日後の生理では痛みが1/3へ軽減し、生理期間が2日延びた。歯ぎしりは止まる。眠気がでてきて、トイレが近くなり、胸が痛いと言う。
同処方継続後、2日後にご妊娠のご連絡有り。その後、糖尿のこともあり、当帰芍薬散を妊娠養生薬的に服用していただき、翌年に無事出産。母子ともに健康である。