漢方薬でよくなった症例1〜5
身長159㎝ 体重49kg
自覚症状
不妊症(2年) 子宮筋腫 ビラン 卵巣機能不全 両卵管閉塞
体質
中肉、顔色は貧血して蒼白で小倉流望診では果物顔(青白い幾分黄ばんだ、ロウ人形のごとく透き通るような冷えっぽい顔つき)、生理前イライラ、生理不順が(遅れる30~40日)、高温期37℃14日、生理5日、固まり多く生理痛ひどい、臍の左側に強い動悸あり、舌はのっぺりして無苔、小便日に5-6回、大便1日1回、雨の前や陽気の変わり目で頭重、甘いものが好き、20才より血糖が高く120以上ある。父親は糖尿病
経過
漢方薬Fを服用すること1ヶ月。生理が月2回(3日と7日間)きて、その後2か月で、妊娠された。その後漢方薬で3人ご出産。
考察
砂糖類たっぷりは、体の中を冷やし、お腹は、冷えて血行を悪くし、内臓の筋肉を縮め、卵管の通りが悪くなり、冷えによって卵巣機能まで不全になったと考えられる。吉益南涯の言う、「当帰四逆湯、当帰建中湯、当帰芍薬散の三方を比較して、病はこの順で深く重くなるとし、当帰芍薬散は、貧血した顔色で、腹中に物があるようだが、按じてみれば、塊ではない。水気が停滞したもの」である。また舌は、太陰病をうかがわせ、まさに陰性の瘀血。痛みも静的で、瘀血の圧痛点もへその右下に、下に響く痛みあり。