ひどい咳と漢方薬
口臭 自律神経失調症と不眠症 動悸がして体が動かなくなった 尋常性白斑 おめでた(治療歴10年を経て)
35口臭と漢方薬・・・55歳男性
3年前から口臭が気になり、昨年歯医者にて歯の治療をし良くなっても口臭だけが治らない。口臭は胃腸からも来るので、内科にて見て頂くも問題ない。精神的なものかと心配になり、漢方相談に来られた。
元々、緊張しやすいことや思い悩む性格はあるが、歯周病と歯槽膿漏があり、まずその治療を考えて。自家製の排膿散(はいのうさん)を服用していただいた。排膿散は服用方法にもちょっとしたことがあり、甘いものを控えて頂きながら二週間、口臭が減ってきた。一ヶ月を過ぎるころには家族の方からも、気にならないと言われ本人も大変喜んでいる
34自律神経失調症と不眠症・・40歳女性
5年前からの不調と1ヶ月前からの不眠症でご来店。めまい、耳鳴り、つまり感もひどい。症状は、イライラ、疲れやすい、汗をかきやすい、歯ぎしり、のどのつまり感、動悸、息切れ、吐き気、手足脇に汗をかきやすい。
生理は50日周期でPMS症状がひどい。
特製の生薬原末で作られた、四逆散(しぎゃくさん)と香蘇散の煎じ薬を服用し半月でだいぶ眠れるようになり起きることはなくなった。
33動悸がして体が動かなくなった・・・52歳女性
「動悸がして体が動かなくなった。」という相談を受けのは暑い夏の日でした。
詳しく聞いてみると首筋が張ってドキドキしてしまう、ということでした。少しやせ型のの方で、寝つきが悪く、動くと顔が赤くなりやすく、血圧も少し高めでした。大便は2-3日に1回、頭痛は眠れない日や陽気が悪い日にズキズキ痛みます。更年期は大変つらかったそうです。既往歴ではメニエール病がありました。煎薬苓桂朮甘湯を服用ご10日で動悸ふらつき、首の凝りは良くなり、追加の10日分でほとんどが改善されました。
2年後の、やはり暑い日に再びご来店。再び同じ症状が起こり、救急車で運ばれたそうです。
その後にご来店。同処方で10日分ですっかり良くなりました。
32尋常性白斑
30歳の男性。首から顔にかけて白斑が始まり半年前から両手の甲にも出来始めました。舌質は紫色で舌苔は微白苔。頰が赤く汗をかきやすい。寝汗も酷い。小便は1日7−8回。立ちくらみがあり、疲れやすい。唇口乾燥。胃弱で腹満、腹痛、腹冷あり。黄蓍建中湯服用4ヶ月で疲れ、腹満などの症状は改善されるも白斑の変化は何もありません。その後、仕事上のストレスがあり、蕁麻疹や精神面での不安感が強く出ていることから柴胡桂枝乾姜湯に変更しました。蕁麻疹、精神症状は改善されるものの白班は変らず。午前中2回新陳代謝をよくする漢方薬を服用していただき、午後ストレスを緩める漢方薬を2回服用していただく事4ヶ月、首から顎の場所に色素の点状の色素の島ができはじめ、日ごとに広がって来ました。その後3年で顔はほとんど目立たなくなりました。
31w 今月のおめでた(治療歴10年を経て)…44歳の女性。
34歳のころより不妊治療をしているようですが、一度も妊娠したことがないといいます。体外受精も、初めのころは採卵して毎回受精もできていたようですが、最近では空胞やすぐに分裂が止まることもでてきたといいます。体質は、目の下のクマ、舌の裏の静脈のうっ血、足の冷え、肩こりなどがあります。基礎体温表の高温期が、36.6度前後が多いです。
漢方薬の桂枝茯苓丸料(煎じ薬)を調合。飲み始めて3か月がたった頃より目の下のクマ、舌の裏の静脈らが改善しました。ただ基礎体温の温度は変わらずでした。その後当帰四逆加呉茱萸生美湯(煎じ薬)に変えました。すると次第に高温期が上昇。36.8度前後まで上がりました。体温が上がってから3か月がたった頃採卵し、受精に成功。その後胚盤胞まで育ち移植。漢方薬を當帰芍薬散料に変えました。受精卵は無事に着床し成長。漢方薬はそのまま継続し、無事にご出産されました。