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谷津吉美

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谷津吉美(やつよしみ) / 薬剤師

有限会社むつごろう薬局

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コラム

妊活と漢方薬

2018年1月19日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:漢方の研究

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 漢方薬 妊活漢方薬 効果

             
            (写真は牡丹の花 : 牡丹の根っこは漢方薬の成分となります。)
肩の力が抜けてご妊娠した例
35歳の女性。身長168㎝、体重53kg。妊活歴2年。この方は国際線客室乗務員で大変神経を使う仕事につかれていました。今までの人生をお伺いしたところ完璧と思えるぐらいの経歴でした。努力を惜しまず何事にもチャレンジして、いつも前向きでした。それがここに来て初めて努力しても手に入れられない苦しさを知りました。症状は、手足の冷え、疲れやすさ、足のむくみ、目の疲れ、嗅覚が弱い、肩こり、腹痛、既往歴は多嚢胞性卵巣症候群、卵巣嚢腫がありました。漢方相談をする度に、心の中にある誰にも分かってもらえない辛さを話して頂き何度も何度も涙を流されました。漢方を服用して一年が過ぎようとしていた時、少し肩の力が抜けたようで顔の表情も明るくなりました。その一ヶ月後、自然妊娠されました。涙を流す度に肩の力が抜け自然体に近づいたのかもしれません。使った漢方薬は柴胡桂枝乾姜湯と桂枝茯苓丸でした。

不自然さを取り戻すために
 今年の干支は皆さまご存知の通り「戌」です。その意味を調べてみると「悟りの境地」とありました。成功すれば成功したなりに、失敗すれば失敗したなりに対応して、肩の力を抜いて自然体を意識してみる、それが実ある一年になる秘訣なのかも知れません。

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