【引き算コーチング】その言葉の意味を、いつ、誰から学んだのでしょうか?

山根浩二

山根浩二

テーマ:引き算コーチング

こんにちは、
サポートコーチ出雲の山根浩二です。


今日は、
普段何気なく使っている言葉について、
少し考えてみたいと思います。

例えば、「協力」という言葉があります。

仕事をするうえで、
協力することは大切ですよね。

会社の中で協力する。
取引先と協力する。
地域の人たちと協力する。

協力という言葉を聞いて、
悪いイメージを持つ人は
少ないのではないでしょうか。

では、ここで一つ質問です。

あなたは、
その「協力」という言葉の意味を、
いつ、誰から学んだのでしょうか?

ちょっと考えてみてください。

親から教わったのでしょうか?

幼稚園や小学校の先生からでしょうか?

それとも、友人との会話や、
テレビ、映画などからでしょうか?

もしかしたら、
誰から教わったのかさえ、
覚えていないかもしれません。

私たちは、
普段使っている言葉の一つひとつについて、
辞書を引いて意味を確認してから
使い始めるわけではありません。

周りの人が使っている言葉を聞き、
会話の中で意味を理解し、
自分なりに解釈しながら身につけていく。

おそらく、
そういうことがほとんどだと思います。

そして、いつの間にか、
その言葉はこういう意味だと、
自分の中で決まっていく。

特に疑うこともなく、
それが当たり前になっているわけです。

もちろん、それが悪いという話ではありません。

ただ、少し気になることがあります。
自分が正しいと思っている言葉の意味は、
本当に自分で考えて決めたものなのでしょうか。

例えば、先ほどの「協力」という言葉。
みんなで力を合わせて、
一つの目標に向かって進む。
そういう意味で使っている人がいるとします。

一方で、協力するということは、
周りの人に合わせることだと
考えている人もいるかもしれません。

自分の意見を抑えてでも、
みんなと同じ方向を向くことが
協力だと思っている。

同じ「協力」という言葉を使っていても、
頭の中にあるイメージは違うかもしれないのです。

ちなみにオンライン辞書では以下の解説です。
______________________
協力(きょうりょく)とは、
複数の個体が共同で行動し、
特定の目標を達成するための行為を指す。
______________________


ほかにも、
「連携」「話し合い」「協調」
「多様性」「改革」「新規開拓」など、
仕事でよく使われる言葉はいろいろあります。

どれも前向きな言葉として
使われることが多いですよね。

でも、
その言葉をどう理解しているかによって、
実際の行動は変わってくるのではないでしょうか?

例えば、会社で
「もっと連携しましょう」と言われたとき。

ある人は、必要な情報を共有して、
それぞれが自分の判断で仕事を進めることだと考える。

別の人は、何かを決める前に、
必ず関係者全員の了解を得なければいけないと考える。

同じ連携という言葉でも、
受け取り方が違えば、
仕事の進め方も違ってきます。

そして、もし会社の仕事が
思うように進んでいなかったら、
どうでしょうか?

もっと連携しなければいけないと考えて、
さらに会議を増やすかもしれません。

でも、もしかすると、
必要なのは会議を増やすことではなく、
それぞれが自分で判断できる範囲を
広げることかもしれない。

そう考えると、同じ問題でも、
取り組み方が変わってきます。

これまで正しいと思っていた言葉の意味を、
少し違う角度から見てみる。

辞書での意味を調べてみる。

それだけでも、
別の答えが見つかることがあるのです。

では、なぜ私たちは、
自分の言葉の意味を疑うことが難しいのでしょうか?

それは、その意味を正しいものとして、
すでに自分の中に取り込んでいるからだと思います。

子どもの頃から周りの人が
そういう意味で使っていた。
学校でも、職場でも、同じような使い方をしていた。

そうすると、
それ以外の意味があるかもしれないとは、
なかなか考えません。

しかも、その言葉を使っている周りの人たちも、
自分と同じ意味で理解しているとは限りません。
誰かが間違っているという話ではないのです。

その人もまた、
自分の周りにいた人たちから言葉の意味を学び、
自分なりに理解してきたのかもしれませんから。

だからこそ、私は、自分とは違う立場の人や、
仕事とは関係のない人と話してみることも
大切だと思っています。

自分の業界では当たり前になっていることでも、
別の業界の人からすれば、
まったく違う見方があるかもしれません。

「えっ、それって、そういう意味なんですか?」
そんな反応が返ってくることもあるでしょう。

そこで、すぐに相手の考えを否定するのではなく、
ちょっと立ち止まってみる。

なるほど、そういう意味で捉える人もいるのか。
そう考えると、今まで自分が使っていた言葉にも、
別の見方ができるかもしれない。

こういうやり取りの中で、
自分一人では気づけなかったことが
見えてくるのだと思います。

私がコーチングをするときにも、
こうした視点を大切にしています。

相手が使っている言葉を聞きながら、
その人にとっては
当たり前になっている意味づけを、
少し違う角度から見てみる。

すると、今まで考えもしなかった
選択肢が出てくることがあります。
もちろん、これまで信じてきた意味を、
全部変える必要はありません。

今までの意味が、
自分にとってしっくりくるのであれば、
そのまま使ってもいいと思います。

ただ、もし今、仕事や人間関係で
行き詰まっていることがあるのなら。
何度考えても答えが見つからない悩みがあるのなら。
一度、自分が使っている言葉の意味を
振り返ってみてもいいのではないでしょうか?

「自分は、なぜこの言葉を、
 こういう意味で使っているのだろう?」
「この言葉には、ほかの意味や見方はないのだろうか?」

もしかしたら、今まで自分が正しいと思っていたこととは、
反対の見方ができるかもしれません。

そして、その違う見方を知ったうえで、
これまでと同じ答えを選んでもいいのです。

大切なのは、今までの答えしか選べない状態から、
ほかの答えも選べる状態になることだと思います。

自分が信じてきた意味を疑うというのは、
少し怖いことかもしれません。

これまでの自分を否定するように感じることもあるでしょう。

でも、意味を疑うことと、
今までの自分が間違っていたと認めることは、
同じではありません。

今までの自分には、
その意味が必要だったのかもしれない。
そして、これからの自分には、
別の意味も必要になるのかもしれない。
そう考えてみることはできると思います。

言葉の意味を、いつ、誰から学んだのか?
そして、その意味を、これからもずっと使い続けるのか。

普段はあまり考えないことですが、
そこに目を向けることで、
今までとは違う可能性が見えてくるかもしれません。

もし今、何かを変えたいと思っているのなら。
まずは、自分が当たり前だと思って使っている言葉から、
少し疑ってみる。

そこから、新しい変化が始まることもあるのではないでしょうか?

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山根浩二(ビジネスコーチ)

サポートコーチ出雲

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