【引き算コーチング】チャンスは、すでにあなたの周りに落ちている
こんにちは、
サポートコーチ出雲の山根浩二です。
経営者の方と
コーチングをしていると、
仕事の話をしていたはずなのに、
夫婦関係の話になることがあります。
「妻の言動が、
どうもイライラするんですよね」
そんな話です。
まあ、夫婦ですからね。
一緒に生活しているわけですから、
相手のちょっとした言動が
気になることもあると思います。
・「なんで、そんなことするんだろう」
・「普通はこうするんじゃないの?」
・「自分だったら、そんなことはしない」
そう思ってしまう。
そして、その瞬間にイラッとする。
でも、コーチングで
少しずつ話を聞いていくと、
「あれ? もしかすると、
妻の行動そのものが嫌というより、
自分の価値観と違うことに
引っかかっているのかもしれない」
ということに気づくことがあります。
自分にとっては「こうするのが普通」。
でも、相手にとっては、
それが普通ではない。
価値観が違うわけです。
これは、夫婦に限った話ではありません。
職場でも、
取引先でも、
親子でも、
人と人が関われば、
価値観の違いはあります。
問題は、価値観が違うこと
そのものではなくて、
その違いに気づいた瞬間に、
自分がどう反応しているか
なんじゃないかなと思います。
たとえば、こんなイメージです。
相手がボールを投げてくる。
普通なら、
一度そのボールを受け取って、
「今のボールは、
どういう意味なんだろう?」
と見てみる。
ところが、イライラしているときは、
受け取る前に
ラケットで打ち返してしまう。
パーン!
・「なんでそんなこと言うんだ!」
・「普通はこうするだろ!」
・「俺の言う通りにしろ!」
もう、ボールを受け取る余裕が
ないんですね。
相手が投げたものを、
そのまま反射的に打ち返してしまう。
コーチングでは、
そこを考えてもらいます。
現状を話してもらってから
視点を変えた質問に
答えてもらう中で
自身の言葉の矛盾に
気づいてもらう。
更に、
「もし、すぐに打ち返さずに、
一度ボールを受け取ったら
どうなるでしょう?」
そんなふうに考えてみる。
すると、いろんな選択肢が
見えてきます。
受け取ったボールを、
・やさしく投げ返すこともできる。
・少し強めに投げ返すこともできる。
・しばらく持っておくこともできる。
・投げ返さないという選択もある。
・場合によっては、そのボールを
少し加工して、
別の形にしてから返すことだって
できるかもしれません。
つまり、
「相手がこうしてきたから、
自分はこうするしかない」
ではないんですね。
相手が投げてきたボールと、
自分がどう返すかは、
別の話なんです。
ここに「選べる」ということがあります。
もちろん、
そんなに簡単にはいきません。
「今日から、妻の言動に
反応しないようにしましょう」
と言われても、できないですよね。
最初は、
「あ、今、打ち返しちゃったな」
と気づくだけでもいい。
それだけでも、以前とは少し違います。
そして次に、
「今度は一回受け取ってみよう」
と思ってみる。
一回受け取ることができたら、
「このボール、どう返そうかな」
と考える余裕が少し生まれる。
そうすると、今までとは違う反応ができます。
違う反応をすれば、
相手から返ってくるものも
変わってくる。
すぐに関係が
良くなるわけではないでしょう。
でも、今までと違うやり方をしてみれば、
今までとは違う結果が出る
可能性があります。
そして、価値観が違うからといって、
必ずどちらかが我慢しなければ
ならないわけでもありません。
「あなたはそう考えるんだね。
私はこう思う」
と伝えてもいい。
「じゃあ、お互いにできる方法は
ないかな」
と第三の方法を探してもいい。
あるいは、
「これは違う価値観だけど、
そういうものだ」
と受け入れることもできる。
どれを選ぶかは、その人次第です。
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実際に、
冒頭の経営者のクライアントさんは、
セッションの中で、
自身が夫婦の会話に中で
球を打ち返していたということに
気づかれて
違う行動を選択するということを
試してみると決められました。
と言っても、
すぐに完全に出来てはいきません
次回のセッションでは
できた事と、出来なかったことを
報告してくれました。
その時の自身の反応を振り返って
観察してもらって
そこで改めて、
今後の取り組みを決意してくれました。
その後、徐々に
自身を客観視できるようになられて
反応では無くて、
自身で選択肢を選んで
実行できるようになられました。
その結果は、
今までと違う行動をしたので
今までと違う結果を得られました。
更に、その成功体験から
他の場面でも
応用ができるようになられました。
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私はコーチングというのは、
答えを教えることではなくて、
「自分には、まだ選択肢がある」
ということを、
一緒に思い出していく
時間でもあると思っています。
夫婦関係の悩みも、
経営者の方にとっては
仕事とは無関係とは言えません。
家でずっとイライラしていたら、
仕事中にもそのことが頭に浮かぶ。
それだけで、
結構な精神エネルギーを使います。
だから、夫婦関係の気がかりを
一つ減らすことが、
結果的に仕事に使えるエネルギーを
増やすことにもつながる。
これも、私が考える
「引き算コーチング」の一つです。
何か新しいことを足すのではなくて、
「今まで、反応するしかないと
思っていたけれど、
本当にそうなのかな?」
と、一度立ち止まってみる。
ラケットで打ち返す前に、
ボールを受け取ってみる。
そして、そのボールをどうするか、
自分で選んでみる。
たぶん、人間関係の中には、
そういう「ほんの少しの間」が、
結構大事なんじゃないかなと思います。
その「間」ができるだけで、
今までとは違う答えが
見えてくることがあります。
私はコーチングを通して、
そんな「間」を一緒につくっていく。
そして、
「自分には選べるんだ」
ということを、
もう一度思い出してもらう。
そんな時間でもあるんじゃないかなと
思っています。


