【引き算コーチング】未来の自分から見ると、選択肢はごそっと減らせる
こんにちは、
サポートコーチ出雲の山根浩二です。
経営者の方と
コーチングセッションをしていると、
仕事の話をしているはずなのに、
どうも仕事に集中できない、
ということがあります。
仕事そのものに
問題があるわけではない。
売上のことでもないし、
社員のことでもない。
でも、なぜか仕事に集中できない。
そんなとき、少し話を聞いていくと、
「実は、家のことで
ちょっと気になっていることがあって……」
という話が出てくることがあります。
家庭のことだったり、
親子のことだったり、
子どものことだったり。
友人との関係だったり、
近所のトラブルだったり。
仕事とは直接関係のない、
いろんなことです。
まあ、誰にでもありますよね。
仕事をしている最中でも、
ふっと頭に浮かんでくる。
・「そういえば、あれどうしよう」
・「まだ話してないな」
・「このままでいいのかな」
そんなことを考えているうちに、
いつの間にか仕事から意識が離れている。
そして、また仕事に戻る。
でも、しばらくすると、また気になる。
これって、結構エネルギーを
使っているんですよね。
時間を使っているというより、
意識を使っている。
仕事をしているように見えても、
頭の中では別のことを考えている。
そうすると、当然、
仕事のほうに使えるエネルギーは
少なくなります。
だから私は、
コーチングの中で、
仕事以外の「気がかり」を
扱うことがあります。
・「それ、今どうなっているんですか?」
・「何が一番気になっているんですか?」
・「本当はどうしたいんですか?」
まずは、そんなふうに話を聞いていく。
そして、すぐに解決できることなら、
どうするかを決める。
誰かに相談するのか。
自分から話をするのか。
何か行動するのか。
あるいは、今は動かないと決めるのか。
場合によっては、
「それは、
今は考えなくていいことなんじゃないですか」
ということもあるかもしれません。
そんな感じでセッションを通じて
クライアントの納得いく答えを
見つけていく。
大事なのは、
気がかりをゼロにすることではないと
思うんです。
気がかりがあること自体は、仕方がない。
人間ですから。
家庭のこともあれば、
人間関係のこともある。
思い通りにならないこともあります。
でも、
それをずっと頭の中に置いておく必要はない。
「どうしよう」と考え続ける状態から、
「じゃあ、こうしよう」
と一度決めるだけでも、少し違ってきます。
あるいは、
「今は何もしない」
と決めることも、一つの決断です。
そうやって、
仕事以外のところに引っかかっているものを
一つずつ削減していく。
すると、
不思議と仕事のほうに
意識を戻しやすくなることがあります。
私はこれも、
「引き算コーチング」の
一つだと思っています。
仕事の成果を上げようとすると、つい、
「何をもっとやればいいですか?」
と考えます。
新しいことを始める。
・勉強する。
・営業を増やす。
・SNSを頑張る。
・社員にもっと指示をする。
いろんなものを足していく。
でも、その前に、
「仕事の邪魔をしているものは何だろう?」
と考えてみる。
仕事の中だけではなく、
仕事の外側にも目を向けてみる。
そこに、
仕事に使えるはずのエネルギーを
奪っているものがあるかもしれないからです。
だから、引き算というのは、
単純に「仕事を減らしましょう」
という話ではありません。
マイナスになっているものを削減して、
プラスに使えるエネルギーを残していく。
そんな考え方なんです。
仕事を頑張るために、
仕事のことばかり考える。
もちろん、それも一つの方法です。
でも、もしかすると、
仕事を頑張る前に、
仕事以外の気がかりを
一つ減らしてみる。
そのほうが、
結果的に仕事に集中できることもある。
経営者というのは、
仕事のことを考える時間が多いです。
だからこそ、
仕事以外のことが頭の中に残っていると、
その影響も大きくなる。
「仕事に集中できない自分はダメだ」
と考えるのではなく、
「もしかしたら、仕事以外のところに、
気がかりが残っているのかもしれない」
と見てみる。
そして、
その気がかりを一つずつ整理していく。
私は、これも経営者の方が
本来持っている力を、
もう一度仕事に向けるための
大切な方法なんじゃないかなと思っています。
何かを足す前に、
何かを減らす。
仕事を変える前に、
仕事の邪魔をしているものを減らす。
それだけでも、
見えてくるものが変わることがあります。
「もっと頑張らないと」と思ったときほど、
「何か気に掛かっているものはないか?」
「何か、減らせるものはないか?」
と考えてみる。
それも、引き算コーチングの一つなんです。


