【引き算コーチング】気がかりは、心のメモリーを消費する

山根浩二

山根浩二

テーマ:引き算コーチング

こんにちは、サポートコーチ出雲の山根浩二です。


「あ、そういえば、プリンターのインク買わないと」
「とんかつソース、そろそろなくなるな」
「洗剤も買っておかないと」
「そうだ、歯ブラシも買わないといけない」
こういうことって、
毎日の生活の中で結構ありませんか?


今すぐ必要なわけではない。
だから、
「まあ、あとでいいか」となる。
でも、完全に忘れているわけでもない。
ふとした瞬間に、
「あ、そうだった」
と思い出す。


そして、また後回しにする。
私は、こういうものを「気がかり」と
呼んでいます。


コーチングでは「未完了」という
言葉を使うことがありますが、
まさにそういうものです。


大きなこともあります。
「そろそろ一年後の計画を考えないと」
「新しいビジョンを作らないと」
「新築の準備をしないと」
「この仕事、誰かに任せることを考えないと」
そういう大きなものから、


「インクを買わないと」
「コピーしておかないと」
「メールの返事しないと」
という本当に小さなものまで。


実は私たちは、
毎日のように、こういう
「まだやっていないこと」を
増やしているんじゃないかなと思います。


そして、この気がかりって、
一つ一つは大したことがありません。
だから、あまり気にしない。


でも、一つ、二つ、三つ……と増えていく。
私はこれを、スマートフォンの
メモリーみたいなものかなと思っています。


例えば、100ギガのメモリーがあるとします。
一つの気がかりが使う容量なんて、
本当に少しです。
でも、それが10個、20個、100個と
増えていったらどうでしょう?


一つ一つは小さい。
でも、積み重なれば、
そこそこ大きな容量になってしまう。
心の中でも、
似たようなことが起こっているん
じゃないかなと思うんです。


「あれ、やらないと」
「これもまだやってない」
「そういえば、あれも気になってた」
そんな小さなものが、
頭の片隅にずっと残っている。
すると、今やっている仕事とは
別のところで、
少しずつ精神的なエネルギーを使ってしまう。


もちろん、
一つならたいしたことはありません。
でも、それが積み重なる。
すると、本当に集中したいことに
使えるエネルギーが、少しずつ減っていく。
私は、ここが結構もったいないと思っています。


そこで、たまには「気がかり」を整理してみる。
紙でもいいし、
スマートフォンのメモでもいい。
今、気になっていることを、
とにかく全部書き出してみる。
そして、
「今やる」
「あとでやる」
「人に任せる」
「そもそも、やらない」
と分けていく。


すると、不思議なことに、
「なんだ、これだけだったのか」
となることがあります。


今すぐやれるものは、やってしまえばいい。
人に任せられるものは、任せる。
もう必要ないものなら、
「これは、やらない」
と決めてしまう。


それだけでも、
頭の中に残っていたものが
一つずつ消えていきます。
私は、気がかりって「綿」
のようなものだと思うことがあります。
ふわっとしていて、なんとなく大きく見える。
でも、実際に一つずつ手に取って握ってみると、
極小になる
「これ、5分で終わるじゃないか」
ということだったりする。


だから、ギュッと整理してみる。
すると、見た目ほど
大きなものではなかったことに気づく。
気がかりそのものが、
悪いわけではありません。


やることがあるのは当然です。
仕事をしていれば、次から次へと課題は出てきます。
生活していても、
買わないといけないもの、
やらないといけないことは出てきます。
だから、
「気がかりをゼロにしましょう」
という話ではありません。


ゼロにはならないですからね。


ただ、
気がかりを抱えっぱなしにしない。
ときどき整理して、
「これは今やる」
「これは後でいい」
「これは誰かに任せる」
「これは、もうやらない」
と決める。


そうすると、
自分の中に少し余白ができます。
そして、その余白に、
本当に大事なことを入れられる。


私は、これも「引き算」
なんじゃないかなと思っています。
新しいことを足すのではなく、
今、自分の中にあるものを少し減らす。


そうすることで、
本当に大事なことに使える
精神エネルギーが増えてくる。
実は、私自身も、
これがいつもできているわけではありません。
「気がかりを整理したほうがいい」
と分かっていても、
気づいたら「あれもやらないと」
「これもやらないと」と増えている。
そして、あとから、
「ああ、これ先に片づけておけばよかったな」
と思うこともあります。


だからこそ、コーチングの中で、
「今、気がかりになっていることはありませんか?」
と、一度立ち止まって見てみる。


私は、これもコーチングの
一つの価値だと思っています。
大きな目標に向かって進むことも大事です。
新しいことに挑戦することも大事です。


でも、その前に、
頭の片隅にある小さな「気がかり」を
少し減らしておく。
そうすると、今までより少しだけ、
身軽に動けるようになる。


そして、その空いたエネルギーを、
自分が本当にやりたいこと、
大事にしたいこと、
これから実現したいことに向けることができる。
気がかりを減らすことは、
単に「やることを減らす」
ということではないんです。
自分の精神エネルギーを、
本当に大切なところへ戻してあげる。

私は、そんなことなんじゃないかなと思っています。

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山根浩二
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山根浩二(ビジネスコーチ)

サポートコーチ出雲

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