【引き算コーチング】「できない」という思い込みを削ぐと、できるようになる
こんにちは、
サポートコーチ出雲の山根浩二です。
人って、
一人で考えているときは、
そこまで深く考えないんじゃないかなと
思います。
もちろん、
考えていないわけではありません。
自分なりにちゃんと考えている。
「こうしたらいいかな」
「たぶん、これしかないよな」
そんなふうに考えて、ひとまず答えを出す。
普段の生活なら、それで十分なんですよね。
いちいち一つひとつのことを、
深く深く考えていたら、
それだけで疲れてしまうし
エネルギーを消耗しています。
だから、ある程度考えたところで、
「まあ、こんなところかな」
と決める。
それは、それで自然なことだと思います。
でも、コーチングのセッションでは、
そこからもう少し先まで行ってみることが
あります。
私はよく、海の中をイメージします。
クライアントが一人で考えているときは、
海の表面に浮かんでいるようなもの。
表面から見えているものを見ながら、
「これかな」
「たぶん、こうだろう」
と答えを出している。
でも、
その答えが悪いわけではありません。
ただ、その5メートル下に、
まだ別の答えが眠っている
かもしれない。
でも一人だったら、
わざわざ5メートルも潜らないんですよね。
そこまで潜る必要もないし、
そもそも、
そんなところに答えがあるなんて
思っていないかもしれない。
だから、表面に見えている答えで終わる。
ところが、コーチが一緒にいると、
「他にはないですか?」
と聞かれる。
「それは本当にそうなんでしょうか?」
と聞かれる。
「今の気持ちは、どうでしょう?」
「もし、
立場が逆だったらどう考えますか?」
「本当は、どうしたいんですか?」
そんな問いを重ねていく。
すると、最初は
「いや、もうないと思います」
と言っていた人が、
「……そういえば」
と、少し違う答えを
話し始めることがあります。
そして、その先に、
「そんなこと、
今まで考えたことなかったです」
という答えが出てくることがある。
私は、これがコーチングの
面白いところだと思っています。
別に、コーチが答えを
持っているわけではありません。
コーチが正解を教えているわけでもない。
ただ、
一人ではそこまで潜らなかったところまで、
一緒に潜っていく。
そのために、質問をする。
そして、クライアント自身に
答えを見つけてもらう。
ここが、
私は大事なんじゃないかなと
思っています。
相談だったら、
誰かの経験や知識から
答えをもらうこともできます。
それはそれで、
とても価値のあることです。
でもコーチングでは、
「あなたは、
どう考えているんですか?」
というところを大切にします。
最初に出てきた
答えだけで終わらせずに、
「もう少し考えてみませんか?」
と、一緒にその先へ行ってみる。
すると、自分でも気づいていなかった
考えが出てくる。
今まで選択肢にすら
入っていなかったものが見えてくる。
そして何より、
それは誰かからもらった答えではなく、
自分の中から出てきた答えなんですよね。
だから、行動するときの納得感も
違ってくる。
私は、自分のコーチングセッションの
一つのバロメーターとして、
「今まで考えたことのなかった答えが
出てきたのか?」
ということを、時々考えます。
もちろん、毎回そんな答えが出る
必要はありません。
表面にある答えで
十分なときもあります。
でも、
「一人では、そこまで考えなかったな」
というところまで行けたとしたら、
それはコーチングを受けた意味の
一つなんじゃないかなと思うんです。
人は、自分一人では、
自分の考えの深いところまで、
わざわざ潜っていかない。
だからこそ、
誰かと一緒に考える意味がある。
私はコーチというのは、
答えを持っている人ではなくて、
一人では潜らなかったところまで、
「ちょっと一緒に潜ってみませんか?」
と言える人なんじゃないかなと
思っています。
5メートル下に何があるのか?
それは、
潜ってみないと分かりません。
ひょっとしたら、何もないかもしれない。
でも、
そこに今まで見たことのない答えが
眠っているかもしれない。
だから私は、
クライアントと一緒に、
もう少しだけ深いところまで
考えてみたいと思っています。
一人では、そこまで深く考えない。
だからこそ、コーチがいる。
今は、そんなふうに思っています。


