【引き算コーチング】注意するより、注意しなくてもできる仕組みをつくる
こんにちは、
サポートコーチ出雲の山根浩二です。
前回のコラムで、
「やることを絞り込むと、
問題意識が高まる」
という話を書きました。
いろんなことを同時に考えていると、
「あれもどうしよう」
「これもどうしよう」
「そういえば、あっちもまだだった」
となって、問題意識そのものが
分散してしまう。
だから、一つに絞る。
そうすると、
その問題について
自然と考えるようになる。
「これ、どうしたらいいんだろう?」
と。
では、その問題を考えるとしたら、
1日のうち、いつが一番いいんだろう?
私は、朝の目覚めた時だと思っています。
問題解決を考えるなら、
できるだけ疲れていない時間に
考えたほうがいい と思っています。
そう考えると、一日の始まり。
朝、目が覚めたばかりの時間というのは、
かなりいい時間なんじゃないでしょうか。
寝ている間に体は休んでいます。
前の日に使ったエネルギーも回復している。
仕事もまだ始まっていない。
人から何かを言われたわけでもない。
メールも、電話も、まだ来ていない。
「あれをやらないと」
という一日の細かい仕事も、
まだそれほど頭の中に入っていない。
そういう状態で、
「今、抱えているこの問題を、
どうしたら解決できるんだろう?」
と考えてみる。
私は、これは結構いいんじゃないかなと
思っています。
それに合わせた
効果的な仕組みとして
今抱えている課題を
質問の形にして紙に書いて
枕元に置いて置いて
寝起きに見る という
方法をオススメします。
逆に、夜。
一日仕事をして、
いろんな人と話をして、
いろんなことを考えて、
いろんな判断をして。
もう疲れた。
眠たい。
頭もなんとなく回らない。
そんな状態で、
「さて、この問題をどう解決しようか」
と考えても、なかなかいい答えが
出てこないことがあります。
それなのに、
そこで大事なことを決めてしまう。
これは、ちょっと怖いなと思うんです。
そのときは自分なりに一生懸命考えている。
「これが一番いいだろう」
と思って決めている。
でも、実際には疲れていて、
思考力が落ちている。
本当なら考えられたはずのことが、
考えられていないかもしれない。
本当なら見えていた選択肢が、
見えていないかもしれない。
必要な情報が頭の中で
整理されていないかもしれない。
そんな状態で決めたことを、
「これが自分の答えだ」
と思って、翌日から一生懸命進めてしまう。
これは、ちょっと危険かもしれません。
もちろん、
すべての決断を朝にしなければいけない、
ということではありません。
急いで決めないといけないこともあります。
でも、経営に関わるような大事なことなら、
「今、自分は
どういう状態で考えているんだろう?」
と、一度考えてみても
いいんじゃないでしょうか。
そして、もう一つ。
前回のコラムで書いた「問題意識」と、
今回の話はつながっています。
一つの問題に絞る。
そして、その問題を頭の中に置いておく。
「どうしたらいいんだろう?」
と問い続ける。
すると、朝になったときに、
「あっ」
と何か浮かぶことがあります。
これは以前、
「問いを残して眠ってみる」
という話でも書いたことです。
夜寝る前に、
「この問題、
どうしたら解決できるんだろう?」
と自分に質問して、そのまま寝る。
すると、朝起きたときに、
「そうか、こうすればいいんじゃないか」
と、ふっと思いつくことがある。
これって、なかなか面白いんですよね。
寝ている間に、
自分が意識して考えていたわけではない。
でも、問題は自分の中に残っている。
そして朝になって、
頭がスッキリした状態で、
その答えが出てくることがある。
だから私は、
問題を一つに絞ることと、
考える時間を選ぶことは、
つながっている
と思っています。
いくら問題を一つに絞っても、
疲れ切った状態で
無理に答えを出そうとすれば、
うまくいかないこともある。
反対に、
一つの問題をしっかり意識して、
疲れていない時間に考えてみる。
すると、自分の中にあるものが、
少し出てきやすくなる。
周りから情報を受け取ることもあります。
誰かの何気ない一言が
ヒントになることもあります。
本を読んでいて、
「これだ!」
と思うこともある。
そういうものは、
もともと自分の周りにあったのかもしれません。
ただ、問題意識が高まっているから、
それを「ヒント」として受け取れる。
私は、これも自分の解決力なんじゃないかなと
思っています。
だから、問題を抱えたとき、
「早く答えを出さないと」
と焦る必要はないのかもしれません。
まず、一つに絞る。
そして、
「これをどうしたら解決できるんだろう?」
という問いを持っておく。
そして、できれば疲れていない時間に
考えてみる。
もしかすると、自分が思っている以上に、
自分の中には答えを見つける力が
あるのかもしれませんよ。
引き算コーチングでやっていることも、
案外そこにつながっているのかなと思います。
何か新しい答えを
外から持ってくるのではなくて、
余計なものを少し減らして、
自分の中にある解決する力が
働きやすい状態をつくる。
一つに絞る。
疲れていないときに考える。
問いを持っておく。
そして、答えを急がない。
そうすると、ある朝、
「……あ、これかもしれない」
と、自分の中から答えが出てくる。
是非、ご自分の力を活用してください。


