私を困らせる人の「目的」を考えると相手の心が見えてきます
「私、昔からこういう性格だから」
そう言って、生きづらさを我慢していませんか?
「すぐ自分を責めてしまう」
「頼まれると断れない」
「人前に出ると必要以上に緊張してしまう」
……こうしたお悩みをカウンセリングでお聞きするたびに、私はいつもお伝えしていることがあります。
それは、性格ではなく「心の癖」かもしれない、ということです。
「性格」だと思っていたものの正体
性格と聞くと、生まれつき決まっていて、もう変えようがないもののように感じてしまいますよね。
けれど、実際にクライエントさんのお話をじっくりうかがっていくと、「すぐ自分を責めてしまう」も「頼まれると断れない」も、多くの場合、生まれつきの性格ではありません。それは、これまでの人生の中で、繰り返し使ってきた心のパターンなのです。
たとえば、子供の頃に何かを頼まれて断ったとき、とても悲しそうな顔や嫌そうな顔をされた経験はありませんか?あるいは、自分の意見を言ったときに、強く否定された記憶はないでしょうか。
そうした経験が積み重なると、脳は「断らないほうが安全だ」「意見は言わないほうがいい」と学習していきます。これは、あなたの意志が弱いからでも、性格に問題があるからでもありません。そのときのあなたが、生き延びるために身につけた、とても賢い工夫だったのです。
心の癖は、「習慣」と同じように変えられる
ここで、ひとつ希望をお伝えしたいと思います。
性格は変えられなくても、習慣として身についた心の癖は、何歳からでも変えていくことができます。
長年利き手と逆の手で箸を使い続けていた人が、少しずつ練習すれば、やがて自然に使えるようになるように。心の癖もまた、意識して新しいパターンを繰り返すことで、少しずつ塗り替えていくことができるのです。
大切なのは、次の3つのステップです。
① 気づく
「あ、今また自分を責めそうになった」と、その瞬間に気づくこと。責める必要はありません。ただ「気づけた自分」を認めてあげてください。
② 立ち止まる
いつもの反応が出そうになったとき、一呼吸置いてみましょう。「本当に、今すぐそう思わなければいけないだろうか?」と、自分に問いかける時間をつくります。
③ 少しだけ違う選択をしてみる
いきなり大きく変える必要はありません。「今日は、断る代わりにひと言だけ気持ちを伝えてみる」など、ほんの小さな一歩で十分です。この小さな積み重ねが、やがて新しい心の習慣になっていきます。
一人で変えようとすると、つまずきやすい理由
とはいえ、長年かけて身についた心の癖を、自分一人の力だけで変えていくのは、実はとても根気のいることです。
気づいたつもりでも、疲れているときや余裕がないときには、つい昔のパターンに戻ってしまう。そして「やっぱり私は変われないんだ」と、また自分を責めてしまう……そんなお声を、カウンセリングの中で本当によく伺います。
けれど、それはあなたの努力が足りないからではありません。一人で自分の癖を客観的に見つめ続けるのは、誰にとっても難しいことなのです。
だからこそ、そんなときは、どうぞ一人で抱え込まずに頼ってください。
カウンセリングでは、あなたが繰り返してきた心の癖がどこから生まれたのかを一緒にたどりながら、あなたに合ったペースで、新しい心の習慣を育てていくお手伝いをしています。
「性格だから」とあきらめてしまう前に、まずはその心の癖と、少しだけ一緒に向き合ってみませんか。
「自分にもできるのかな」
「何を話せばいいんだろう」
と気になった方は、まずは下記のホームページをそっと覗いてみてください。
あなたが「変わりたい」と願ったその気持ちに、いつでも温かく寄り添います。
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