自分の居場所が見つからず寂しさを感じるとき
コミュニケーションは家庭で学ぶ
私たちは気づかぬうちに、幼いころ身に着けた考え方や感じ方、人への接し方のパターンをずっと繰り返しています。
人間関係がうまくいかない人の多くは、不健全なコミュニケーションを覚えてしまっている可能性があります。
例えば幼少期に会話より暴力や大声で自分の意思を伝えられず、無理やり言う事を聞かされて育つと、一方的な意見の押し付け、暴力などでコミュニケーションをとろうとしてしまいます。(自分が傷ついてきたために反面教師として、そのコミュニケーションをとらない方もいます)
家族の中で喧嘩という形で関心を得ていた人は、大人になってもその方法で関心を得ようとすることもあります。
厳しい親が、病気の時だけ優しくしてもらえたという経験をした人は、うまくいかないことが起きると体調を崩す場合もあります。
意見を言うと怒られて育った場合や何をするのも親が決めて自分の意思を表現できなかった場合
「意見を言わない方が良い」
「黙っていたら叱られない」
と学び、人といて不安になると黙って目立たないようにしてしまいます。
そういう不健全な子供の頃に身についたコミュニケーション法は、大人になってからは現実に合わないため、人間関係を壊すことになったり、うまくいかない原因を招いてしまいます。
コミュニケーションのトラブルの原因
コミュニケーションのトラブルの原因は
・きっとこうに違いない
・こうしてくれて当然
・こう思ってるだろう
という勝手な思い込みです。
よく「普通」という言葉を耳にしますが、すり合わせてみるとちょっとずつずれていることがあります。
育った環境も価値観も違います。
たとえ親子でさえも分かり合えないことはあります。
夫婦カウンセリングでも、同じ出来事があってもお一人ずつお話を聴いてみると、勘違いして違ってとらえているという場面も少なくありません。
コミュニケーションのトラブルを回避するには
察して欲しい、こうしてくれて当然とは思わずに
「私はこう思う」
「私はこうして欲しい」
「私はこうしたい」
と素直に自分の気持ちを表現し、伝えます。
そして
「あなたは?」と相手の気持ちを聴きます。
これは「自分の気持ちと相手の気持ち」両方を大切にする話し方です。
こうすると先ほどのトラブルの原因はかなり回避されます。
思考や行動の癖は変えられる
生きづらいと思う癖は、変えることができます。
自分以外の人を変える事は難しいですが、自分自身は変える事が出来ます。
まずは「変わる」と決心するところから・・・
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