人は変わることが出来ます
こんにちは、新年になって初めてのコラムになります。
皆様はどんな年末年始を過ごされましたか?
我が家は、子供たちは個々の年越し、家族みんなが顔をそろえたのは元旦の夜遅くになってからでした。子供が大きくなると、家族みんなが顔をそろえる事もだんだん少なくなってきて、気楽でもあり、寂しさもあり、複雑な心境です。
初日の出を撮ろうと珍しく早起きしましたが、雲に阻まれ残念な結果に・・・代わりに富士山を撮影しました。
今日は「楽観主義」と「悲観主義」についてお話ししたいと思います。
「悲観主義は気分の物であり、楽観主義は意志の物である」と、『幸福論』の著者であるフランスのアランという哲学者の言葉があります。
これは、楽観主義は自分の意志で選ぶことが出来るという事を言っています。前に(未来)に進む事を恐れずに、自分を信頼して行動出来る人です。
そうは言っても、状況によっては、いつでも楽観主義が良いという訳ではありませんし、いつの時でも楽観的に考えられる人もそういないと思います。
ただ、悲観主義の人は自分は何をしてもうまくいかない、悪いことは長く続いて、それは自分が悪いからだと思いこんでしまいます。『悲観主義』には、未来と過去があって、今がありません。行動しているはずの『今』に心が向かず、未来の心配や過去の後悔を考えてしまいます。たとえ、今うまくいっている現実があっても心は今を見ず、「失ったらどうしよう」「このまま順調にいくはずがない」と、実際には起こってもいない事で不安を感じてしまいます。
これではいつになっても心の安らぎや幸せを感じる事はできません。
一方、楽観主義の人は同じような不運な事が起きても、うまくいかなかったのは一時的な事、その原因もこの場合に限られていると、正反対な見方をします。
一見、マイナスに思える出来事も、見方を変えれば楽観的に見られます。
例えば
・自転車で転んで足を折った
「 頭を打たなくて足で良かった」「たまには休めという事なんだ」
・営業の約束をキャンセルされた
「準備する時間が増えた」「他の仕事に時間をかけられる」
という具合です。
物事を悲観的にとるか、楽観的にとるかはその人次第です。すぐにはうまくいかなくても、見方を変える工夫をしていくことで、明るい気持ちに変わっていきます。