私を困らせる人の「目的」を考えると相手の心が見えてきます

飯塚和美

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テーマ:考え方を変えてみる

久しぶりのコラムになります。
今日は、私を困らせる行動をする人に対しての考え方ついてお話ししたいと思います。

子供の困らせる行動はなぜ起きるのか

何故か忙しい時に限って子供がぐずぐず言って仕事が出来ない、急いで出かけようとするときに限ってのろのろしたくするなど、いろいろな場面で「私を困らせること」ってありますよね。
ついつい問題行動に気持ちがいき、特に子供の場合、切れて怒るとさらに状況を悪化させてしまう場合も多いと思います。

たとえば、忙しいときに限ってぐずぐずしてしまう子供の目的・・・お母さんから「注目されたい」ということです。「お母さんにかまって欲しい」ということですね。お母さんに怒られるのは本意ではありませんが、「怒られる」ということでも「自分に注目してもらった」という意味では目的を達成した、ということになります。

子供の目的を考えて態度を変えてみましょう

なので、やって欲しくないことをした場合、注目しない事が問題行動を減らすのに役立ちます(ただし、危険なことや悪質なものは叱らなければいけません)。そして大切なことは、良いことをしていた時(おとなしく遊んでいる時やお手伝いなど、こちらがやって欲しいことをしていた時)は、注目して言葉かけをしたり、ほめたり、スキンシップをしたりします。おとなしいと、この隙に急いで仕事を片付けようと子供を放っておくことが多くなります。その結果注目して欲しくて問題行動をすることが多くなってしまうのです。親は普段から愛情を注いでいるつもりでも、子供に伝わらないと不安になったり問題行動で注意をひこうとしてしまいます。

ご主人の「やってやった」態度はどこから来るの?

問題行動とまではいかないのですが、例えばご主人がこちらから見たら「当たり前」と思うようなことをしても、何かにつけて「やってやった」と言う場合・・・これは奥さんにしてみれば、その何倍もの仕事を毎日やっているのに、自分ばかりがちょっとやっただけで得意げに「手伝ってやった」などという態度に出られたらむっとしてしまいますが、この目的は、「役に立ったと認められたい」「自分の存在価値を認められたい」ということなので、ここで「大したことない」評価をしてしまうとやる気をなくしてしまいます。

主人の気持ちを考えて対応してみましょう

本人は感謝されてる気持ちがしないのであえて言葉で「やってやった」と言っていることが多いのです。
なので、こちらの気持ちは少し抑えて「ありがとう」「さすがパパ」「助かる」などとと言うと、手伝いが増えます。至らないところがあれば「ダメ出し」ではなく「こうしてくれると嬉しい」などと言いましょう。「子供にできても主人には言えない」という方もいるかもしれませんが、自分でやった方が良いか、少しでも手伝ってもらう方が良いかで対応を考えてくださいね。

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飯塚和美
専門家

飯塚和美(心理カウンセラー)

カウンセリングルーム『大空』

電話相談含め8,000千人のカウンセリング実績。幼い頃からしみついた考え方の癖や枠を取り除き、生きづらさを解消します。リピーターが多く講座を含め日常で壁にぶつかると訪れたくなる、親しみやすさが好評

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