震災の影響...トラウマを和らげる方法
2017年になって初めてのコラムです。
年末年始、皆様はどんな日々を過ごされましたか?
私の「カウンセリングルーム大空」は今年は3日からの営業になりましたが、家族全員そろう休日は、贅沢ですが嬉しい反面忙しさもあり、仕事をしていた方が楽だという事に気付かされました。
少し遅れましたが、あけましておめでとうございます。今年も自分で「良くやった」と思えるような年になるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします。
今日は「家族」についてお話ししたいと思います。
以前警察関係の方とお話をさせて頂いた時、家族間での事件は意外に多いと聞きました。他人ならば終わりにする関係も家族だからこそ捨てられない、家族だからこそ許せないという複雑な感情がついて回るのだと思います。「家族は安心できるもの」「家族は助け合うもの」「家族の責任」と「家族はこうでなければ…」という神話みたいなものに縛られている事も影響しているのだと思います。
そして、家族の誰かの問題を「自分の問題」として過剰に干渉しすぎる事や、逆に本当は家族間の問題なのに「個人の問題」として理解してない事もたくさんあります。
過剰に干渉しすぎるのは、子供の将来を「あなたの為」として勝手に決めてしまうなどで、それをしていると、例えばうまくいかない時に「あの時親が決めたから」と人のせいにして自分の人生に責任を取らない(現実にちゃんと向き合わない)など後で問題が起きたりします。ちゃんと自分で考えて出した答えなら納得して前に進める場合が多いのです。
そして個人の問題とする場合は、子供などに問題が出た時。
子供が嘘をつく場合、厳しすぎたり相手の話を聞かずに怒ったりと会話が出来ない状態が考えられます。子供が問題を起こすのは、「子供のために」と思うあまりにストレスを与えている場合も多いのです。そして不登校や心の病もその子だけの問題というわけではない事も多いのです。(必ず家庭が悪いという事ではありません)
そして家族の役割も大きな問題になる事もあります。
例えば親が早く亡くなる場合や親になりきれない子どもっぽい親の場合、その役割は家族である誰かになります。何人かの家族で役割分担をして助け合えればよいのですが、誰か一人に過剰に負担がかかるとその後の人生に影響する場合もあります。
また、「夫はこうあるべきだ」「妻はこうあらなければ」など相手に求めすぎたり、相手の我慢を強いたりしすぎるのも後の問題に発展する事もあります。例えば「奥さんが従順であるほど、その後の夫婦関係が悪くなる」という研究結果もあるそうです。何も問題がないからそれで良いと思っていた家庭も、長い時間蓄積された不満が爆発して離婚というケースも少なくありません。
一度、「自分は家族にとってどうなのか?」と考えてみることも大切です。
「家族だから」と甘えていないか?我慢しすぎていないか?ちゃんと向き合っているか?小さいケンカも時には有効です。
カウンセリングを考えている方の中で「家族の中に居場所がない」「家族なんか無くなってしまえばいい」と思っている方も結構いると思います。
でも、幸せそうに見える家族にも問題を抱えている家庭がたくさんあります。家族の形も様々で「理想の家族」なんて本当にあるのかどうかも分かりません。
大切なのは自分がどうしたいのか、どう生きるのかです。自分以外の人はたとえ家族であってもどうすることも出来ません。
「求めすぎない」「与えすぎない」家族関係をもう一度考えてみませんか?
家族の影響が「考え方の癖」になる場合がほとんどです。その癖が「生きやすい考え方」ならば良いのですが、自己否定型だったり、何もかも自分で背負ってしまう癖だったり、人のせいにしてしまう癖だったりすると問題が出てきます。
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