怒りの感情のコントロール法
今はちょっと違いますが、実は私は心配性な性格でした。自分が変わるきっかけになったのは、ずいぶん前の事ですが、子供たちが幼稚園の時に軟部肉腫という病気を患った事です。それが自分の「生き方」を変えるきっかけになりました。膝に出来た3センチの腫瘍は、悩み事があった時に1週間で肌色から赤くなり、熱を持ちました。
おかげで当時見てもらっていた「日帰り手術で帰れるだろう」とのんびりしていたお医者様の顔色が変わり、癌研を紹介されてすぐに入院の手続き、手術という事になりました。
「両親も居ない私が子供を残して死ぬわけにはいかない」と言う思いが、その後の自分自身の生き方、考え方をがらりと変えるきっかけになりました。
まずは「病気が喜ぶことはやめよう」と「考えても改善されない悩みは一切考えない」と誓いました。「死んだらどうしよう」といくら考えても改善策はありません。悩みのせいで1週間で熱を持った腫瘍、心が体にこれだけ影響を与えるのだと目で見て確信できたので、治る事だけ考えて癌に良いと思われる食べ物やストレスを溜めない生活、退院後は他人中心で自分は後回しにしていた生活を「自分中心」の生活に変えました。
それまでは自分の欲しいものより「子供の物」自分の時間より「主人の両親や親戚づきあい」を優先していましたが、思い切って自分の欲しいものや、やりたいことを優先するようにしてみました。考えてみると自分の事を後回しにして人のために何かをしても気付いてもらえず、感謝されることもなかったので、やめてもたいして変わりはなかったように思えます。
そんな私だからこそ言えますが
【人は変わることが出来ます】
悩みやすい癖のある方は、考え方を変えてみましょう。
もし、まだ起こってもいないのに、起きて欲しくない事を考えて「きっとこうなるに違いない」とか「こんな事が起こったらどうしよう」という、悪く考える思い癖があったら変えてみませんか?
確かに悪いことが続いたりすると悲観的になって、ついつい起きてもいない事を想像して暗くなることもあると思います。
でも、その思い癖はもったいないと思います。
悪い事ばかりに目が向いていると、今ある幸せが見えなくなります。例えば子供の悩みにしても、今は「もうヤダ」と思う事も多いと思いますが、家族そろっていられる時期はそんなに長くはありません。いつもでなくてもかまいません。一緒に居られる時間を楽しみましょう。
どうせ、この前まであんなに「ママ、ママ」と言ってた子が、そのうち一人で大きくなったような顔をして、いつか自立して一人暮らし始めたり、結婚して家を出て行ってしまいます。親やご主人や奥様の小言やお世話も「ヤダ、めんどくさい」と思っていても、居なくなると寂しくなります。
誰かを世話をするのも、誰かの事で頭を悩ますのも「誰かが自分を必要としてくれている」と思えば生きている喜び、張り合いになります。子供だって、多少問題があっても、元気で生きていてくれるだけで幸せです。
空気のようにいつもそこにある幸せは当たり前すぎて気付かない事が多いものです。せっかく今ある幸せも「まだ起きてもいない悩みや嫌な事ばかり」に焦点を当ててしまえば辛い毎日になってしまいます。
もし、辛い毎日を過ごしていると思うのなら、自分を苦しくする考え方や思い込みをやめると決めてみませんか?過ぎてしまった過去や自分以外の人は変えることは出来ませんが「これからの自分は変えることが出来ます」
過去の嫌な出来事や起こってもいない事で悩むのはやめて「起こって嬉しいこと」を考えてみませんか?
【心についた癖を取り除きましょう】
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