自分の思いに捕らわれず、違いを認めて許せば心が楽になります

飯塚和美

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テーマ:生きづらさを感じる時

多くの人は、どんな生活をしていても、どこかで満たされない心を持って、悩みを抱えて生活しています。ほかの人から見て、幸せそうな暮らしをしていても満たされないのは、どこかで足りないものを探していたり、うまくいかない事に焦点を当ててしまうからです。人の悩みの多くは、その出来事で悩むというより、その出来事の受け取り方(考え方)で悩んでしまう事が多いのです。

人の価値観は、自分の生きてきた環境や経験をもとにして生まれています。でも、たとえ同じような経験をしていても、相手が自分と全く同じに考えていることなどほとんどありません。当たり前のことですが、人はそれぞれ違います。同じことをしていても、感じ方や考え方はそれぞれ少しずつ違っています。それは、家族であっても同じです。同じ価値観であって欲しいと願っても、自分と全く同じ考えでいることは、なかなかあるものではありません。

ですから、違う育ち方をした他人が、自分と違っているのは当然です。
「大嫌い」「受け入れられない」という思いは、「受け入れたくない」という自分の思いに捕らわれているから感じるのです。考え方を変えて自分と違う相手を許してみましょう。

自分自身の枠の中に相手をはめ込もうとする事は、親子であっても、ものすごくエネルギーのいる事です。自分の思い込みの枠を取り外しましょう。

「人が自分と違うことは当たり前。あんまり好きじゃないけど、自分とは違う人間なんだから、自分と違って当然」と一人の人間として受け入れた時、許せない気持ちも変化します。自分と違う人間を批判したり、排除したり、従わせようとせずに違いを認め、人として認めてみる。人を許すということが、自分自身の心も自由にすることにつながります。

人と比較せず、自分だけが正しいと主張し合わなければ、人間関係は今よりずっと改善されるはずです。
「許す」という行為が出来るようになると、今より少し心が軽くなり、楽しいと感じる事が多くなっていくはずです。

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飯塚和美
専門家

飯塚和美(心理カウンセラー)

カウンセリングルーム『大空』

電話相談含め8,000千人のカウンセリング実績。幼い頃からしみついた考え方の癖や枠を取り除き、生きづらさを解消します。リピーターが多く講座を含め日常で壁にぶつかると訪れたくなる、親しみやすさが好評

飯塚和美プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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