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本当に欲しい情報がない検索上位とAIモード検索
●最近、ネット上の情報をまとめただけのようなブログに加え、生成AIによって大量生産された、もっともらしい「AI生成記事」が多くなり、内容が不適切であったり、不正確な情報やAIによる「もっともらしい誤情報」が混在していたりすることが社会問題にもなっています。
●さらに最近では、検索サイトそのものも「AIモード検索」へ移行しつつあり、検索結果の上部にAIが自動生成した要約や回答が表示されることが増えてきました。一見便利に見える反面、「本当に欲しい情報」へたどり着きにくくなっているという問題も起きています。
●例えば、実際には現場経験や実体験が必要な内容でも、AIがネット上の断片情報をまとめて“それっぽい回答”を作ってしまうため、肝心の重要部分が抜け落ちていたり、古い情報や誤情報が混ざっていたりする場合があります。
●また、検索上位の記事も、ユーザーの悩みを本当に解決するためではなく、検索対策(SEO)や広告収益を目的として作られているものが増えており、「長いだけで中身が薄い」「結論までたどり着けない」「どこも似た内容ばかり」と感じるケースも少なくありません。
●インターネットは誰もが自由に情報を発信できるメリットがあります。しかし、ネットにあるというだけでは確かな情報とは言えません。「情報源は?」と聞かれて「ネットに出てた」「AIがそう言っていた」というのはリテラシー面から言ってもあまりにも問題です。
●また、情報発信者が有名な人だから・・とか人気者だから・・というだけでも鵜呑みにはできません。そのような情報には何らかの利益誘導や世論操作が含まれている可能性もあります。要するに、巧妙に隠された広告の可能性があります。ビジネスを隠して行われる情報発信はとても公正とは言えません。
●このコラムは、専門家のビジネスの一環として行われていることがわかるようになっています。専門家や事業者は専門性を生業としている社会の公器でもあります。彼らは、信用や社会的責任、地域貢献、商倫理などを背景とした「信頼」によって、初めて社会から存続を許される存在なのです。
●中には悪徳業者がいますが、まっとうなビジネスではない以上、長期間存在を許されるはずもありません。しかし現在のネット空間では、彼らは悪評が立つとすぐに名前やアカウントを変えて次々と湧き出てくるのが実態です。さらに、そのような者が発信したデマや有害な情報は、実体が消えた後もネット上に残り続け、一時的に、あるいは形を変えて何度も世の中に拡散する場合があります。
●ですからネットの情報は、いつ、誰が発信したものか、その情報に根拠やエビデンスがあるのか、AIによる「もっともらしい誤情報(ハルシネーション)」が紛れ込んでいないかなどをチェックする必要があります。
●そのような要素が欠落しているサイトやブログなどは信憑性が疑われますので、あくまでも参考程度にとどめておかなければなりません。
インターネットの情報はもはや玉石混淆
●これは、ネットのQ&Aサイトだけでなく、SNS(XやInstagram、Facebookなど)のタイムラインや広告にも出没していて、有名人の画像や動画を無断で使用した「偽の投資広告」や、画面に「ウイルスに感染しました」と嘘の警告を表示させて怪しいソフトや高額なサポートへ誘導する手口が横行しています。無償のソフトであっても、そのようなソフトウェアは挙動がおかしかったり、削除できなくなるなどのトラブルも数多く発生していて、日本語表記でも外国製のソフトであることも多く、マルウェア同様のものまであります。
●このように検索上位やSNSには、有益な情報がある一方で、SEO目的の記事やAIによる大量生成コンテンツ、詐欺的な情報も混在しており、インターネットの情報はもはや玉石混淆のカオス状態となっているといっても良いでしょう。
●インターネットでの検索や情報収集は、語句を入力すれば良いという時代から、確かな情報を選別する時代へと変わっています。いわば高度な情報リテラシーが必要になってきているのです。
●要するに情報リテラシーそれ自体がノウハウやスキルともなってきていて、検索・選別能力の良し悪しがそのまま仕事などのスキル差、ひいては自身の資産を守る防衛力になって現れてきています。
●先日講師をさせていただいたセミナーでも、検索・情報収集能力によってセキュリティーリスクが左右されることをお話しましたが、この傾向は今後ますます大きくなりますので、常に意識を高く持っておく必要があります。
検索サイトの結果やAIの回答が安全だという錯覚
●良く、インターネットでは検索やAIチャットしか使わないからセキュリティー対策は必要ない・・・と言われる方がおられますがこれは逆です。大手検索サイトで検索するから、あるいは有名なAIが答えてくれたから問題ない・・・ということのようでしたが、検索結果やAIの回答というものは、それらが綿密に審査やチェックを行って大丈夫と判断したものだけが表示されているという勘違いがあるようなのです。
●検索サイトで表示された検索結果というものは、世界中のWebページからその語句を含むものを、検索サイトのアルゴリズムで並べ替えて表記しているに過ぎず、審査や内容チェックを行っているわけではありません。現在は検索対策(SEO)を極めた低品質なサイトが上位を占めることも珍しくありません。また、AIは「もっともらしい文章」を生成できる一方で、内容の真偽をAI自身が保証しているわけではないのです。
●中には、ユーザーからの指摘で審査が行われるサイトもあるようですがそのようなものはごく一部に過ぎないのです。
●例を挙げると、NTTの電話帳には様々な人物や企業が掲載されていますが、NTTが事業内容や人物像を審査しているわけではないように、検索サイトも同様に、内容を完全保証して掲載しているわけではありません。また、AIも大量の既存情報を学習元としているため、元情報側に誤りがあれば影響を受ける場合があります。
確かな情報なのかどう判断する?
●確かな情報を掲載しているページかどうかの目安としては、以下の部分のチェックが必要です。
〇発信者は誰なのか(匿名情報やAI生成プロフィールは、裏付け確認を重視する)
〇専門的な実績があるか(情報が事実や経験、あるいは公的な一次ソースに基づいたものかどうか)
〇いつ発信されたものか(古い内容は参考にならない可能性がある)
〇情報発信者へ問合せや返信が出来るようになっているか
〇画像や動画だけで信じない(ディープフェイクなどの技術で偽造されていないか)
〇ただの個人的な感想や、不安・怒りを過度に煽る内容は参考程度にする
〇個人を装った企業のステマや詐欺アカウントはサイトボリュームや過去の投稿内容が薄い
●以上の内容に注意してネット情報を利用すると、正しい情報リテラシーが身についてきます。
●情報化社会、ひいてはAI社会で便利になったとはいうものの、あふれる情報をどこまで安全、かつ有効に利用できるかはユーザーそれぞれのリテラシー次第です。
●もし、ネットの情報やAIの回答でひどい目にあったという場合は、便利な時代だからこそ情報を鵜呑みにせず、確認する習慣を身につけることが重要です。
ネットセキュリティ対策
ネットプローブプロジェクト
http://www.kumin.ne.jp/kiw/security.html


