たこ足配線は危ないのになぜ何個も挿せる電源タップは大丈夫なの?危険な本当の理由とは
ネットの快適性はネット回線とWi-Fiの環境次第
●自宅にWi-Fiがあればスマホやタブレットなどで動画を観ても回線の通信パケット量を消費しないので安心して観れます。でも、その肝心のWi-Fiが遅かったり不安定だと動画は快適に見れなくなってしまいます。
●だからといっていきなりWi-Fiルーターだけ最新のものを買ってきて交換したとしても、そのほかの部分に快適にならない原因があれば改善しません。
●ですから、自宅で動画が快適に見れない場合はまず、回線やWi-Fi通信の環境改善を行うことが最優先です。
●まずは、下記で現在の自宅のWi-Fi通信速度がどの程度出ているかを調べてみましょう。
●「USENのネット回線速度テストが便利になってリニューアル、Wi-Fiの快適度をチェック!」
https://mbp-japan.com/saga/pc-pro/column/5054751/
回線速度契約は最適なのか?
●インターネット回線契約にはケーブル回線や光回線、モバイルルーターなど様々なプランがあります。
●固定回線には光回線をはじめCATVなどのケーブル回線や電力系ISPの安い回線料金プランがあります。これは回線速度別に月々の契約料金がそれぞれ決められています。要するに高い料金では速度が速く、安い料金契約の場合では回線速度が遅くなっています。
●安くて遅い回線契約の場合、表記で○メガ出ますと謳っていても実質の通信速度としては高画質動画再生に必要な速度に達していない場合があります。
●そのような環境で高額な高速型無線Wi-Fiルータを導入したとしても、元が遅いためにそれよりは早くはならず劇的な速度改善は見込めません。
●家族や仲間で回線をシェアしている場合や集合住宅に配備されているネット回線などがありますが、皆が動画を見るような時間帯になると混雑してしまうため通信量が追いつかなくなります。ネットがおそくなり動画は止まったりくるくるマークが出て動かなくなってしまいます。
●そのような環境の場合は動画再生に十分な速度を確保できる料金が高い上位の高速な契約回線に変更する、もしくは光回線などの高速回線に乗り換える必要があります。その上で高速なWi-Fiルータを導入すればとても快適になります。
●モバイルルータは受信電波の状況も影響するため、複数台で動画を再生するような用途には向きません。一定の期間、決められた通信の消費量に達すると速度を低下させる制限も発生しますから、動画を思い切り快適に楽しみたいのであればモバイルルータは回線の選択としては用途に合っていません。
●下図は1回線の無線Wi-Fi通信を複数でシェアした場合どうなるのかの例えです。集合住宅のネット回線がこれにあたる場合があります。
※水と同じで回線から来る通信量は一定。1台では十分でも複数台で使うと校庭の蛇口のように1台に割り当てられる量はわずかとなって速度が出ない。
無線ルータが古い、ファームウェアが最新でない
●最近のスマホ、タブレットであれば内蔵の無線LAN回路は最新のWi-Fi規格になっています。自宅が古い無線Wi-Fiルーター親機を使っていると規格や仕様も古く安定性や速度が確保できない場合があります。ですから、Wi-Fiルーターを新しい規格のものにすると速度や感度も上がってWi-Fiで動画が快適に観れるようになります。
●ただし、この場合でも元の回線速度が遅ければ意味がありません。元の回線速度とセットで考える必要があります。
●また、最新型で現行販売されている無線ルータでも、ファームウェア(内部の制御プログラム)が発売直後に更新されていることが実際にあります。安定性や速度を保つためにもファームウェア更新は重要です。
●メーカーの機種別情報で最新のファームウェアがあれば、取扱説明書をよく読んで必ず更新しましょう。アップデートをすることでスマホ、タブレットのWi-Fi通信が驚くほど安定することがあります。
無線LAN親機の設置場所は単独が良い
●サポートの現場でよく見かけますが、ネットのモデムや電話器のVoIPアダプタ、Wi-Fi無線親機、デジタル無線電話親機など電話機の周辺はごちゃごちゃとなりやすい状況になります。そのため、箱などに入れて机の下に押し込んでいるお宅を多く見かけます。でもそんなことをすれば余計にWi-Fi通信環境が悪化します。
●無線機器同士は離して設置するのが基本。近すぎると電波干渉が起きて通信の安定性が損なわれる場合があります。せめてWi-Fi無線親機だけでもケーブルを長めに取って、部屋の高い位置に単独設置したほうが良いです。他の機器との電波干渉が少なくなるほか、通信範囲や強度も大きくなります。
※無線親機はできるだけ高い位置に設置することで電波の
状況が改善され、遠くまで届くようになる。
●Wi-Fiの環境を改善することで家中部屋の隅々まで電波が届きやすくなります。できるだけ無線ルータは単独で周辺に物が無い高い場所に設置したほうが動画も快適に見れるようになります。
●思い切り自宅で動画を楽しむためには、高速な固定回線でWi-Fiの環境が十分整った状態にしておく必要があります。
九州インターワークス 注目のページ
「パソコンの安定化対策」
http://www.kumin.ne.jp/kiw/antei.htm