「ギャルリー・サン・チュベール」(ベルギー:ブリュッセル)
今回は、「ハンガリー国立歌劇場(マジャル アーッラミ オペラハーズ)」です。
「ハンガリー国立歌劇場(マジャル アーッラミ オペラハーズ)」は、1884年に完成した「ネオルネサンス様式」の傑作です。
「ウィーン」の「オペラハウス」の影響を受けた「イブル・ミクローシュ」によって設計され、現在は「ハンガリー国立歌劇団」と「国立バレエ団」の両方が本拠地としています。
ヨーロッパ有数といわれる上質な音響が自慢で、「ミラノスカラ座」や「パリオペラ座」にも匹敵するほどと評されています。
表側には、有名なハンガリー人作曲家の「フランツ・リスト」や、ハンガリーの国歌を作曲し本歌劇場の初代音楽監督を務めた「フェレンツ・エルケル」の銅像が建てられています。
また、歌劇場の中には、「セーケイ・ベルタラン」や「タン・モール」、「アラヨシュ・シュトローブル」などハンガリーを代表する芸術家が手掛けた絵画や彫刻も展示されています。
今回は、工事中で見ることができなかった1261 席ある広い客席に座り、アーチ型の天井を見上げると、重さ 3050kg (6710ポンド) の美しい「シャンデリア」が吊され、「ロッツ・カーロイ」が手掛けた「オリンポス山」に住む「ギリシャ神話」の神々を描いた「フレスコ画」が、まばゆい光で照らしているといいます。
客席の入口には赤いカーペットに覆われた広い石の階段が敷かれ、豪華な赤い客席を囲う壁や 4 階建てのボックス席は、まるで純金で作られているかのような輝きを放っていると評されています。
歌劇場の一番の見せ物は「オペラ」で、「ルネ・フレミング」「プラシド・ドミンゴ」「ルチアーノ・パヴァロッティ」「ホセ・クーラ」「フアン・ディエゴ・フローレス」など、世界最高峰のオペラ歌手がこの劇場で美声を披露してきました。
「オペラ」と「バレエ」の上演期間は 9 月~翌 6 月までで、古典作品だけでなく、新作の初演が行われることもあるようです。