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高塚哲治

欠陥住宅問題を解決し良質な建築の創造へ導く一級建築士

高塚哲治(たかつかてつじ) / 建築家

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

コラム

「ブダペスト」(「ハンガリー」)建築探訪記④

2018年1月9日 公開 / 2020年12月28日更新

テーマ:名建築/迷建築

コラムカテゴリ:住宅・建物

 今回は、「地下鉄1号線(M1)」です。
 現在、「ブダペスト」の地下鉄は4号線まであり、1号線は黄色、2号線は赤、3号線は青、4号線は緑と色分けがされています。
 この中で、世界遺産に登録されているのが、シンボルカラーが黄色の「地下鉄1号線(M1)」です。
 1896年5月2日にハンガリー建国1,000年を記念して開通し、ドナウ川に近い「ヴルシュマルティ広場」から終点の「英雄広場」まで約5kmを11分で走行しています。
 現在走っている3両編成のミニ地下鉄はハンガリーの「ガンツ社」製で、開通100年を記念して昔使われていた車両を復元したものといいます。
 車両に響く音も騒々しく、ドアが激しく閉まる早さも見ものです。
 道路を掘り下げ、「地下鉄」を通してから蓋をしたために、ホームは浅く地上から深さ約3mほどです。
 また車両、駅共に「アールヌーボー様式」で、11駅の内8駅が元のまま使用され、3駅は再現されたものです。
 「ヴルシュマルティ広場」駅の次の駅が「デアーク・フェレンツ広場」駅で、1号線~3号線までが交わる唯一の駅で、世界遺産のプレートは、ここに設置されています。
 1896年から1954年までに使用された旧1号線のホームには「地下鉄展示博物館」があり、昔1号線で使われていた車両3両や展示館が作られる様子、古い資料などが展示され、1日乗車券を持っていると無料で見学可能です。
 「ハンガリー」を訪れ、小さな黄色い電車に乗り、レトロな雰囲気を体験してみてはどうでしょうか?







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高塚哲治(タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所)

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