「アールヌーヴォー」の名建築「オルタ美術館」(ブリュッセル)訪問
110年前に建てられ、国の登録有形文化財である南海本線「浜寺公園駅旧駅舎」を、建物ごと近くの広場まで約30m移動させる「曳家工事」が始っています。
1907年に完成した洋風木造の旧駅舎は、「東京駅」などを手掛けた建築家「辰野金吾」の事務所が設計した「駅舎」で、駅周辺の高架化に伴い昨年1月に閉鎖されるまで、私鉄では国内最古の現役「駅舎」だったといいます。
工事は、12月18日まで3回に分けて実施される予定で、約130tの建物を専用のレールを使って1回約10m移動させるようです。
この「駅舎」は、2028年に完成する新駅の玄関部分として活用される予定で、それまでは、広場で市民の交流スペースとして利用するといいます。
(讀賣新聞2017.12.01抜粋)