「伏見稲荷大社(京都)」と「すずめ」焼き
「帝政ロシア」の首都「サンクトペテルブルク」を今も続く芸術文化の都へと導いたのが、女帝「エカテリーナ2世」(在位1762~1796)です。
1764年に「エカテリーナ2世」が「ベルリン」の実業家から317点の絵画コレクションを取得したことが、「エルミタージュ美術館」の始まりといわれています。
その後も、歴代皇帝が国家の威信をかけて美術品を収集し、「エルミタージュ美術館」は、世界でも類を見ないほどの質と規模を誇る美術館となりました。
この度、「東京展」「名古屋展」を経て、「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」が「兵庫県立美術館」で開催されます。
この展覧会において、「エルミタージュ美術館」の1万7千点に及ぶ絵画コレクションの中でも特に充実する《16世紀ルネサンス》から《17・18世紀のバロック・ロココ》の「オールドマスター」たちの名画85点を国、地域別に紹介しています。
「エカテリーナ2世」が、1764年に取得した作品をはじめ、在位中に収集した作品が数多く含まれ、美術館の歴史から絵画コレクションの背景を知ることもできます。
「ティツィアーノ」「クラーナハ」「ルーベンス」「ヴァン・ダイク」「レンブラント」「スルバラン」「フラゴナール」等々、美術史に燦然と輝く巨匠たちの名画が一堂に会します。
(讀賣新聞17.09.25 抜粋)