「ウーバー(Uber)」免許取り消し:「ロンドン」

高塚哲治

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 「ロンドン」交通局は、業務形態が公共の安全を脅かすものであるとして、配車サービス「Uber」の「ロンドン」市内での営業免許を更新しない意向を発表しました。
 「ロンドン」交通局は、「Uber」の犯罪報告の怠りや、ドライバーの健康診断書の取得の行なわれ方などから、企業責任の欠如が見受けられると判断し、「ロンドン」市内での営業に適切でないという結論に達したといいます。
 「Uber」は、サービスが完全に認められていない地域で営業する場合、「Greyball」という、警察官のおとり捜査を回避することができるソフトウェアツールを使用することで知られています。
 「Greyball」は、警察官らしき人物が乗車を求めた場合、配車をキャンセルしたり、偽バージョンのアプリ情報を表示したりすることができるようです。
 これまで営業免許を取得した「ロンドン」においては、「Greyball」は使われていなかったといいますが、「ボストン」「パリ」「ラスベガス」などの都市や、「オーストラリア」「中国」「イタリア」「韓国」などの国々での使用が明らかになっているようです。
 現在、「ロンドン」で350万人が利用していると予測されている「Uber」のサービス停止で、40,000人のドライバーへの影響が見込まれる模様です。
 現在「Uber」は、「デンマーク」と「ハンガリー」では全面禁止であり、「ロンドン」における業務停止は、他都市での営業資格の再考へと繋がる可能性もあります。
 「Uber」(ウーバー)とは、「アメリカ」の企業である「ウーバー・テクノロジーズ」が運営する、《自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリ》で、現在は、世界70ヶ国の450都市以上で展開しているサービスです。








(讀賣新聞17.09.24 抜粋)

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高塚哲治(建築家)

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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