「ボストン美術館展」ジャポニズム
「エジプト」は、「ヨーロッパ」と「アジア」を結ぶ最短航路である「スエズ運河」の拡張計画を発表しました。
既存の運河(全長163km)に平行する形で、72kmの運河を建設するという計画です。
費用は約40億ドルで、5年以内の完成を目指すとしています。
35kmは既存運河に平行して掘削し、残りの37kmは既存運河を拡張するもので、「エジプト軍」が建設工事を監督し、国内の最大20社が建設プロジェクトに参加できるそうです。
「スエズ運河」の通航料収入は毎年約50億ドルで、2011年以降観光収入や外資投資が落ち込んでいる「エジプト」の貴重な外貨収入源となっています。
2011年の民衆蜂起「アラブの春」に端を発した混乱で、「エジプト」の主要な外貨収入源である観光収入が激減したことから、運河の拡張を通じて観光と並ぶ主要な外貨収入源である「スエズ運河」の通航料収入を増やす狙いがあるとみられています。
「スエズ運河」は、フランス人実業家「レセップス」の主導で1869年に完成して以来、アフリカ南端の「喜望峰」を経由せずに「アジア」と「ヨーロッパ」を最短で結ぶ航路となり、今日まで続いています。
《2014.08.07讀賣新聞》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所