「ワールドカップ」開催不安:「ブラジル」

高塚哲治

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 サッカー「ワールドカップ(W杯)」「ブラジル」大会の組み合わせも決まり、「ブラジル」でも大会ムードが盛り上がっています。
 開幕まであと半年ですが、競技場の整備はどこまで進んでいるのか、反政府デモの再燃や便乗値上げなどの懸念材料もあるようです。
 「W杯」12競技場の一つである、中西部「クイアバ」の「パンタナル・アリーナ」建設現場を訪ねると、建物は出来ているが、内装工事が遅れ、スタンドにはまだ椅子がなく、近く芝を張るという「ピッチ」は土がむき出しになっているといいます。
 「国際サッカー連盟」(FIFA)は全競技場の年内完成を求めていましたが、6競技場は未完成だそうです。「サンパウロ」の「イタケロン競技場」では11月27日に、大型クレーンが倒れ、作業員2人が死亡し、競技場の一部が壊れ、完成は来年4月にずれ込むといいます。
 それでも「ブラジル政府」は本番に支障はないとの見解で、「レベロ」スポーツ相は、記者会見で【「W杯」のテストをするのに十分な余裕を持って完成する】と述べたそうです。








《讀賣新聞13.12.08》

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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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