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コラム
「再発見!大阪の至宝」:「大阪市立美術館」
2013年12月16日 公開 / 2020年12月28日更新
「大阪市立美術館」(大阪市天王寺区)で12月8日まで開催された特別展「再発見!大阪の至宝」は、えりすぐりの古今の名品のオンパレードでした。
「豊臣秀吉」の甥である「秀次」は古筆を集める教養人で、かなりの審美眼の持ち主だったといわれています。
その関白「秀次」が所有した国宝「油滴天目茶碗」(ゆてき天目ちゃわん)(17日まで展示)は、南宋「建窯」の名品です。
「安宅産業」の会長だった「安宅英一」氏(1901年~1994年)が心血を注いで収集した「東洋陶磁」のコレクションのひとつで、現在は「大阪市立東洋陶磁美術館」におさめられています。
《「大阪市立美術館」は、寄贈によって成り立つ米国型の美術館。今回はコレクターの美意識のなかからよりすぐったものを出した》と「篠雅廣」館長は語ります。
ほかに、「東洋紡績」社長だった「阿部房次郎」氏(1868年~1937年)が中国絵画と書を集めた「阿部コレクション」、「小野薬品」社長であった「小野順造」氏(1916年~1989年)が中国「唐代」などの石像彫刻を集めた「小野コレクション」など、大阪の名だたる人物が集め、寄贈した館蔵の名品が並びました。
サブタイトルは「コレクターが愛したたからもの」で、約160点の品々が、大阪文化の底力を表す展示になっていました。
《讀賣新聞13.12.01》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所
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