「アールヌーヴォー」の名建築「オルタ美術館」(ブリュッセル)訪問
「堺市」は「南海本線」の高架化事業に伴い、「駅舎を中心に文化的なまちづくりを進めたい」という目的で、現在の「浜寺公園駅」と「諏訪ノ森駅西駅舎」(いずれも国登録有形文化財)を生かした新駅舎の駅前広場などの景観デザインコンペを実施すると発表しました。
市の登録「1級建築士」と「建設コンサルタント」(道路部門)を対象とし、駅ごとの応募も可能ということです。7月4日~31日に参加を受け付け、専門家らによる審査を経て年内に決定する模様です。
同線では2014年1月から、「石津川駅」(堺市西区)~「高石市」境(全長2.7キロ)で高架化に向けた仮線路の敷設工事が始まる予定で、高架化の完了は2017年度を目標としていますが、遅れる見通しといいます。
工事区間にある両駅舎はいずれも、貴重な木造の洋風建築として知られ、「浜寺公園駅」は「東京駅」などの建設に携わった建築家「辰野金吾」が設計し、1907年(明治40年)に完成したものです。また、「諏訪ノ森駅西駅」は1919年(大正8年)の建設で、当時の白砂青松の様子が「ステンドグラス」で表現されています。
《讀賣新聞13.07.04》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所