「樹脂アンカー」の劣化検査は無理:「笹子トンネル」事故

高塚哲治

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テーマ:欠陥住宅

 中央自動車道「笹子トンネル」で発生した【天井板の崩落事故】で問題となった「アンカーボルト」の接着具合について、国が定める「打音検査」と呼ばれる従来の手法では、安全確認が十分できないことが国土交通省の調査で判明しました。
 崩落の原因とされる「接着剤」の劣化を正確に把握できないためです。国土交通省は、全国13箇所の同構造のトンネルについて、専用機器でボルトを引っ張って強度を確認する「負荷試験」を追加し、改めて安全確認を行うよう道路管理者に求めたようです。
 従来から指摘があるように、「樹脂アンカー」(ケミカルアンカー)を安易に使用することは避けるべきです。


《讀賣新聞13.05.06》


《讀賣新聞13.05.06》

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治
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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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