「華麗なるギャッツビー」:作家「スコット・フィッツジェラルド」
《讀賣新聞2013.02.06》に【「生活費が高い都市」1位東京 2位大阪】という記事がありました。
英経済誌「エコノミスト」の調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」が4日発表した[生活費の高い都市]ランキングでは、東京が1位、大阪が2位になっています。EIUは、世界の140都市について、食料や衣料、家賃など160項目以上の価格を調べています。
その結果、東京が1位に返り咲き、大阪は2位となりました。調査を担当した「ジョン・コープステイク」氏は、東京の首位復帰は大きな驚きではないとし、その理由として、不動産価格や賃貸料の高騰などを挙げています。1992年以来、東京が1位以外だったのは6回のみです。昨年1位だったチューリヒは7位に後退しました。
「コープステイク」氏は、今年の結果で注目すべき変化は、オーストラリアの物価上昇により、シドニーが3位、メルボルンが5位にランクインしたことだと指摘。「他の都市では見られない上昇の仕方だ」と述べたようです。
そのほか、10位以内にはオスロ、シンガポール、パリ、カラカス、ジュネーブなどが入っています。
北米の都市は上位20位には入らず、バンクーバーの21位が最高位。米国ではニューヨークとロサンゼルスが一番高く、ともに27位となっています。
また、世界で最も「生活の質が高い都市」を決めるランキングで、オーストリアの首都ウィーンが1位に選ばれています。米国のコンサルタントグループ、「マーサー」の調査で明らかになったものです。人口約170万人のウィーンは、このランキングで4年連続首位を堅守。文化的な名所や、包括的な医療制度などが高い評価を得ています。また、公共交通機関で年間パスを購入すれば、1日あたりの交通費がたった1ユーロであることも高評価につながっています。
「マーサー」は年に1回この調査を実施し、政治的な安定や犯罪件数など39の項目に基づいて各都市を評価しています。
債務危機に見舞われている欧州ですが、上位25都市のうち15都市が欧州からランキング入りしています。ただ、ギリシャの首都アテネは経済状況の懸念から83位と低迷しています。2位以下5位までの順位は、スイスのチューリヒ、ニュージーランドのオークランド、ドイツのミュンヘン、カナダのバンクーバーとなっています。
日本の都市では東京が44位、神戸が48位に入っています。最下位はイラクのバグダッドです。
日本の都市が「生活の質が高い都市」の上位にランキングされたいものですが、「インフレ政策」により一段と「生活費が高い都市」になることが懸念されるところです。
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所