「収縮制御コンクリート」の実用化
外壁に「陶磁器質タイル」を張る工法は日本独自のものであり、日本の建築文化の一部となっています。欧米においては、外壁にタイルを張る行為を禁止しているようです。
コンクリート下地への直張り工法に伴う外壁タイル剥離問題が深刻となる今、先月【建築工事標準仕様書・同解説「JASS19:陶磁器質タイル張り工事」日本建築学会】の改訂版が出版されました。「コンクリート下地壁タイル直張り工法の注意点」などが明記されています。手抜き工事は厳禁です。
適切な施工方法の遵守と、計画的な保全行為などを実施することにより、良質な建築物が増加し、培われてきた建築文化が永続することを望むばかりです。
調査鑑定/設計監理/CM(コンストラクションマネジメント)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所