徹底した“高鮮度”を売ることで地域一番店になる!
青果部門が本来持つ価値は、「安くて新鮮」だけではありません。
お客様が「また来たい」と感じるためには、機能的価値・情緒的価値・体験価値の3つの視点で売場を設計することが重要です。
1. 機能的価値:新鮮・便利・お値打ちで選ばれる
①機能性(品質・鮮度)
「シャキッとしたレタス」「香りの良い桃」「張りのあるトマト」など、青果の品質そのものが最大の武器。毎日の鮮度チェック、品温管理、陳列時間の工夫が土台になります。
②利便性(使いやすさ・選びやすさ)
「カット済み野菜」「1/4カットのキャベツ」「少量パックの果物」など、使いやすさ・手に取りやすさが重要です。高齢者や単身者が増える中、「買いやすいサイズ」にする工夫も価値です。
③コスト(価格の納得感)
お客様が「この値段でこの品質なら買い!」と思えるような価格訴求。均一セールや産直品の導入で「価格以上」の価値を感じてもらうことが大切です。
2. 情緒的価値:買う理由が“感情”に変わる
①感情(安心・楽しさ・感動)
「地元農家さんの写真付きPOP」「おすすめ調理法の一言コメント」「旬を感じる売場演出」があるだけで、買い物が“楽しい体験”になります。
②ブランド(信頼・こだわりの表現)
「〇〇農園の完熟トマト」「毎朝市場直送の葉物」など、ブランド野菜や産地訴求は信頼を呼びます。お客様は“こだわって選んでいる自分”を感じたいのです。
③社会的価値(共感・応援したくなる気持ち)
「地元の若手農家支援」「食品ロス対策の“訳ありコーナー”」など、お客様が“応援消費”をしたくなる売場づくりが、リピーターづくりにつながります。
3.体験価値:五感で“旬”を届ける売場づくり
①顧客体験(見た目・香り・味の体験)
「色とりどりの夏野菜コーナー」「フルーツの香りが漂う売場」「カットスイカの試食」など、視覚・嗅覚・味覚を刺激する演出は、買上率を確実に上げます。
②パーソナライズ(個々に寄り添う提案)
「お子さまに人気の甘いトマト」「高齢者におすすめのやわらか果物」など、生活スタイルに応じた提案が響きます。チラシやPOPでの使い分けも有効です。
③カスタマイズ(選べる・変えられる)
「好きな果物を3点選んで500円」「お好みで量り売り」など、自由度のある販売方法は、“選ぶ楽しさ”と満足感を生みます。
4.青果売場は「価値の掛け算」で選ばれる場所へ
例えば、
・「地元農家が朝採りした新鮮なトウモロコシを、その場で茹でて試食販売」(機能的 × 体験的)
・「子どもと一緒に楽しめる“旬のくだもの詰め放題”」(情緒的 × 体験的)
・「寒い日に“鍋野菜セット”をレシピ付きで訴求」(機能的 × 情緒的)
こうした価値の組み合わせが、
「またこの青果コーナーで買いたい」というロイヤルカスタマーを育てます。
単なる「商品補充」から一歩進み、“価値をデザインする”売場運営が、これからの青果チーフや担当者に求められています。
あなただったら、どうデザインしますか・・・。
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