5か月で、133%を達成できた理由?
【スーパーコンサルからのヒント】
昨日は、福井県で業務改善のコンサルティングでした。
私のクライアントの中で、コンサルティング歴の長いクライアントになります。
言わば、経営パートナー型コンサルティングをさせてもらっています。
業績は、コロナウイルスに関係する依然として、確実に拡大してくれています。
ドラックストアの進出で、競争も厳しい状態ですが、確実に自社のポジショニングを築いて、成長しています。
しかし、課題は大いにあります。
数か月前から、社内のコミュニケーションが取れていないことを察知していましたので、
前回の訪問から、目線合わせをする意味で、『現場の事実』を確認することをしています。
今回も先ずは、社長、各店長、各部門責任者と私で、2店舗の店舗クリニックと改善指導。
このやり方が、課題の共有が明確に出来て、改善スピードを増します。
鮮度、陳列在庫数、商品化技術、重点商品の売り場展開、欠品、従業員の身嗜みなど、現場で起こっている事実の出来栄えを確認し、課題のあることに関しては、具体的改善指示を行い、早期の改善をしてもらいます。
2店舗目では、青果部門の商品のグレードや価格設定が気になり、急遽、競合店調査を調査することになりました。
案の定、重点商品の価格設定やグレードで、明らかに負けています。
直ぐに店舗へ戻り、具体的に改善箇所の確認と、改善指導を行いました。
「問題が見えていない」ということを、多くのクライアントで感じます。
・問題が見えていない。
・問題は見えているけど、真の問題と理解していない。
・理解しているけど、行動していない。
という様に、レベルの差は有りますが、何れにしても、早期に解決することに越したことは有りません。
問題に気付かない一番の原因は、「お客の視点(目線)」を理解していないことに有ります。
鮮度や品質、品揃えや欠品、クリンリネスや衛生管理、接客対応など、お客の視点で現場を観察して、問題点に気付くスキルが必要です。
特に、今回の新型コロナウイルスの影響と、その対応については、会社のブランド価値を表す、最も重要な課題です。
お客に安心して、買い物をしていただくために、衛生管理や商品管理、従業員の身嗜みなど、『気遣い(心遣い)』のある対応が、現場で十分に出来ているか確認する。
このことは、経営トップやリーダーの重要な仕事です。
この辺の課題に関しての対応は、大手企業と中小零細の企業とで、大きな差を感じます。
あなたの会社では、大手に負けない気遣いのある対応が、出来ているでしょうか。
それが、あなたの会社の『ブランド価値』です。
企業の成長と発展の土台(根幹)となるものです。
今一度、現場を確認しましょう。
問題があれば、即改善です。