小手先のテクニックに惑わされない、原則経営
【スーパーコンサルからのヒント】
一昨日も、地方で業務改善のコンサルティングでした。
業績はドン底。
これ以上下がることは、倒産を意味します。
後ろを向いている暇はない。
前を向いて進むだけです。
一部店舗の閉店と、人員整理…。
銀行との資金繰りの折衝…。
ここに至った原因は全て、経営者の判断ミスと甘え、行動の遅さです。
中小企業の多くで感じることが、『戦術思考である』ということです。
『戦略思考』ではない、のです。
例えば、「他所の遣っていること(現象)を真似して遣る」ということを目にします。
(真似すらもしていない企業も多いのですが…)
戦術は、時として成功して、短期では、小さな成果が得られるかもしれません。
しかし、中長期で見たときには、業績拡大に繋がっていない場合が多いのです。
実際に、時間とお金をムダにしていることも少なくありません。
当然ですが、従業員のスキルアップが、殆ど見られません。
業績が芳しくない企業の多くは、日々現場で遣っている行動が、こちらの都合で、成っています。
営業会議に、女性は、ほとんど参画していません。
顧客の殆どは、女性なのに、、、です。
社内に、女性のアイデアを汲み上げる仕組みが無いのです。
需要が供給を上回っていた時代は、プロダクトアウトで良かったのですが、現在は、そんな時代では有りません。
そして何より、スマホの普及などにより、お客の方が多くの情報を持っています。
競争に打ち勝ち、お客の支持を得るには、需要を創造するマーケットインの思考(マーケティングの思考)が、必要です。
顕在ニーズに対応する機能的価値の提供だけでなく、
「楽しい…」「面白い…」「嬉しい…」という様な、情緒的価値に焦点を当てて、商品開発や売場づくり、そして、サービス提供を考えていくことが求められます。
そのことが、お客の支持を得て、財布のひもを緩め、店舗の利益を高めることに繋がります。
クライアントには、即時改善行動を取ってもらい、スピード感を持って行動してもらいます。
そのような仕事をしてこなかったことが、今の業績低迷に繋がっているのです。
なまった身体に、喝を入れて、精神を入れ変えて活性化してもらいます。
良い結果を出すためには、基本原則を知り、お客の方を向いて、無駄なく行動することです。