コロナが過ぎた後を、チャンスに変えられるか?
【スーパーコンサルからのヒント】
昨日は、福井で、業務改善のコンサルティングでした。
業績は、確実に拡大して、「1月からロケットスタートが出来ました」と、社長は言っています。
確かに、売上が確実に伸びていて、店舗や一部の部門においては、二桁の伸びを示しています。
鮮度や売場展開など、売場管理もある程度出来ているように思います。
また、各部門のMDの新たな取り組みが、確実に成果を上げて来ています。
今回のコンサルティング一つのテーマは、社長、各店長のリーダーシップです。
前回の訪問時、社長、各店長の現場(部下)へのフォローが出来ていなかったことについて、確認して、再度アドバイスをすることと決めていました。
実績数値には表れない、現場の問題。
現場の各従業員とのコミュニケーションの取り方と、各従業員のモチベーションアップについて、私が、少し前から感じていた課題です。
リーダーが、リーダーの仕事をしていない状態であれば、少しぐらい業績が良くても、直ぐに悪くなる可能性が高いと言えます。
リーダーの仕事の中で、重要なことの一つが、「部下の教育と訓練」です。
3ケ月、半年、1年で、部下がどう育った(育てた)かが、リーダーの功績であり、責務です。
現場では、大小の問題が常に発生してきます。
その時に、部下が解決できるように、フォローすることが、リーダーの重要な仕事であるのです。
そのことによって、個人もチームも確実に成長することが出来ます。
現場がやる気を出して、日々成長し、成果を出すための『仕事の仕方』です。
業務改善の重要な、根幹でもあります。
そして、2つ目は、基本原則の教育、実践です。
主要メンバーを集めて、一時間程度の基礎教育と、担当者からの質問を受けます。
今回は、『売場づくりの4P』を理解して、実践し成果を出すことがテーマです。
安売りで売り上げを伸ばすのではなく、原則に沿って商品、売場展開、プロモーション、そして、価格設定を行い、粗利益と売上を伸ばす方法を伝えます。
そして、設定した重点商品(売上上位品)の売上を月間150%以上に伸ばしてもらうことを目標としてもらいます。
実際に、現場でやってみて、売場づくりや実績の成果を確認します。
もし、目標に到達しなければ、4Pのどれか、もしくは複数に対して、改善を加えて、再度挑戦して、結果を出してもらいます。
実践的マーケティングは、原則を理解してコツさえ掴めば、誰にでも成果を出すことが出来るようになります。そして、応用が利きます。
この厳しい競争の時代、確実に営業利益を伸ばすためには、基本原則を学ぶことが、非常に重要であり、改善の近道です。