『売るべきお客』を理解できれば、商売はうまくいく
【スーパーコンサルからのヒント】
昨日は、九州で新規クライアントの1回目のコンサルティングでした。
複数店舗をドミナント展開していますが、ディスカウントストアやドラッグストアの出店で、売上が徐々に低下して、粗利益は更に低下しています。
当然、大幅な営業赤字状態です。
先代の経営努力により、営業外収入があるため、幾分かは赤字幅が軽減されてはいますが、営業段階では、大幅な営業赤字に変わりはありません。
当然、このままでは、会社の経営は立ちいかなくなります。
しかし、このような状況で悩んでいるスーパーマーケットは、全国に山ほどあるのではと思います。
到着後、オーナーと簡単な打ち合わせをした後、すぐに売場に出て、売場づくり、品揃え、従業員の動きなどを詳しく観察。
そして、基本4原則の出来栄えなどを確認しました。
午後から、社長、各店長、各バイヤーに集まってもらい、1時間半程度、今後「何をやっていくのか」「なぜ、やっていくのか」を簡単に説明。
その中で私は、
「業務改善を難しく考えている人は少なくないと思います。
しかし、決してそうではありません。
単純な人減らしでも、ケチケチ経営でもありません。
お客目線で行動すること。
そして、「楽に」「簡単に」「早く」を作業で実現することが、真の業務改善です。」
と、彼らに伝えました。
皆さんの前に立って話しながら気付いたことは、皆さん真面目で、明るく、前向きだということ。
皆が真剣に、そして、穏やかに、私の話に耳を傾けてくれています。
「これは、行ける」と、私は確信しました。
これから行う改善活動で、「かなりの確率で業績を拡大できる(成功できる)」と思いました。
写真① 鮮度低下
写真② 欠品
写真③ クリンリネス
【写真①②③】基本4原則の鮮度、欠品、クリンリネス、(接客)の出来が、会社の信用信頼を生む
中小企業で、共通することは、オペレーションやマーケティングなど、原理原則を学んでいないことです。
理論的に理解して、実践すれば、成功の確率は確実に高くなります。
担当者のスキルは、大幅に向上することになります。
そして、何といっても、ムダな行動をすることが減ります。
結果的に、時間とお金を有効に使うことが出来るのです。
とは言え、1年後には、九州でも力を持った、ディスカウントストアが出店を決めているようです。
使える時間に余裕はありません。
競合店が進出してきても、確実に稼げる店になるために、スピードを上げて業務改善を進めに行きたいと思います。
そして、地域で愛され支持される会社。
そして、地域で一番給料をもらえる会社になってもらうために…。
私も、彼らとチームの一員として、大いに、楽しんで行きたいと思います。