スーパーの売上を上げる8施策まとめ 買い上げ点数を上げ、客単価向上を目指せ
スーパーマーケットで働く人の中には、競合店の売価を気にする人が多くいます。その場合の行動は、売値を下落させる方向に向かいます。
しかし、競合店の売価だけを気にしていては、ビジネスは成り立ちませんし、そういう会社に明るい将来はありません。
フォーカスしなくてはいけないことは、商品やサービスの『価値』です。
お客は、価値に納得したら、その対価を払う
お客が買い物をする時に、考えることは、価格だけではありません。
お客は、「お金を出す価値」が有る商品が、欲しいのです。
美味しいもの。新鮮なもの。健康にしてくれそうなもの。楽しいもの。嬉しくなるもの。簡単で便利になるもの。など、そのニーズは、それぞれに多く存在します。
そして、それは、お客が持っているニーズ(顕在欲求)と、まだお客が知らないニーズ(潜在ニーズ)があり、そして更に、「どうしても欲しい」と思う、ウォンツ商品があります。
これらの商品は、少しぐらい高い売価でも、お客自信が納得すれば、納得して、お金を払ってくれます。
更に、お客個人が感じる、価値ある情報が紹介されていれば、更に売価が高くても、問題は無いでしょうん。
ですから、売る側が、その価値を正しく、お客に伝える必要があります。
でも、それをやっているスーパーマーケットは、決して多くありません。これは、非常に勿体ないことです。
お客と売側のギャップ⁉
言うまでもなく、お客は、あなたが売っている商品の原価は知りません。
なのに、売る側は、原価と値入率で、売価を設定する癖が沁みついています。
今までの社内慣習や、自分の生活感や価値観で決めているのです。
更に言えば、スーパーマーケットの正社員の多くが、男性です。特に、社長はじめ幹部社員は、殆ど男性です。
スーパーマーケットのお客の殆どが、女性なのに、です。
ですから、「売る側が思っていること」と「お客が思い、感じていること」に、ギャップがあると考えなければなりません。
そして、SNSの普及も手伝って、お客の持つ情報量は、すさまじく多くなっていると思います。
また、何かの疑問があれば、すぐにSNSで調べることも出来ます。
ノン・コモディティに力を入れる
NB商品などのコモディティ(一般大衆化された)商品は、競合店との関係で、その売価は、下落する方向に向かいます。当然原価交渉は、バイヤーの重要な責務であると言えます。
しかし、NB以外の良い商品(ノン・コモディティ)が、世の中には、とてつもなく多く存在しているのです。
バイヤーは、それらの情報を取りに行くこと、そして、その活動に、時間を多く使うべきです。
原価+価値情報で、お客が買う売価が決まるです。
ですから、商品やサービスが持っている価値を、POPや試食販売などで、正しく、お客に伝える努力が必要です。
お客は、『価値』に、お金を払うのです。