コストアップと競争! 待ったなしの生産性向上 中小のスーパーマーケットが学び行動すべきこと
チェーンストア理論や標準化について、実務を経験していない人が、評論家的に云々語っている記事を時々目にします。
「チェーンストア理論では、この厳しい競争の中では〇〇…」
「標準化で、金太郎飴的な〇〇では…」
大方、「顧客満足は実現できない」「個店経営が重要」などというものです。
しかし、「ハッキリ言って解っていない」と私は思います。
受け取る側も、都合のいい様に解釈してはいけません。
今、確実に成長している企業の多くは、チェーンストア理論を勉強して、それを正しく理解して、『自社の仕組み』を作り上げています。
そして、標準化は、その基本を成すものです。
生産性を上げたいのであれば、チェーンストア理論と標準化を正しく理解してください。
原理原則を理解していないから、生産性が低い
チェーンストア理論は、経営戦略や営業戦略の根幹です。
企業活動を本部に集め、スケールメリットによって、バイイングパワーの拡大やコスト削減などを実現して、店舗側の作業工数を削減するとによって、店舗が営業活動に集中できるようにすることがその目的です。
また、店舗レイアウト、立地調査、部門別管理、売場構成、商品構成、店内作業、マテハン、など社内の標準化をはかることによって、個々のスタンダードレベルを上げることを目標にします。
中小企業の現場では、「個人や店舗によって、やり方が違う」という様なことを見かけます。
これが、標準化されていないことを意味します。
標準化は、スタンダードレベルを上げることが、その一つの目的です。
仕事のやり方に於いて、改善を繰り返し、現状、「一番良いやり方」を見付けて、部門や店舗を超えて水平展開されていくことが重要です。
「今のやり方がベストだろうか?」
「もっと良いやり方は無いだろうか?」
と、常に考える癖を付けることも重要です。
スーパーマーケットは、売場で営業を行い、バックヤードでは、商品化などの食品工場を遣っているような業態です。
評論家が言う、「チェーンストア理論では」という意見は、ターゲットやポジショニングなどマーケティングの部分の話をしている場合が多いと思います。
店舗の立地している地域のターゲットに対して、自社のポジションを決めることは、当然のことです。
しかし、スーパーマーケットは、それだけでは、成り立ちません。
オペレーションがとても重要なのです。
オペレーション力で、売上と生産性は、大きく変わる
あなたのお店では、全投入人時の多くを営業活動に使っているでしょうか。
どうでも良いことに、大事な時間を消費していないでしょうか。
そして、各作業や業務は、スタンダードレベルが高く、生産性が高いオペレーションと言えるでしょうか。
営業活動というのは、マーケティング活動全般を指します。
そして、実践的マーケティングの知識の習得と実践も含んだ行動です。
ここのところを正しく理解して、日々活動していれば、小手先の売上を追うようなことは無くなり、粗利益は確実にアップすることになります。
その意味で、オペレーション力は、とても重要なのです。
弱いのは、マーケティング
スーパーマーケット業態に於いて、非常に厳しい競争環境が現実のものとしてあります。
「チェーンストア理論では…」と言われることの多くは、「それでは勝てない」ということだと思います。
しかし、先述したように、オペレーション力とマーケティング活動を分けて考える必要があります。
オペレーション力を上げるということは、企業活動に於いて、絶対不可欠のものです。
ただ、売場づくり(マーケティング)に於いては違います。
時代の変化があまりにも早く、今までのやり方で、のんびり構えていては、とてもお客の期待を超えるビジネスは出来ません。
そういう意味で、実践的マーケティングが重要であり、数十年前のマーチャンダイジングの考え方だけでは、地域のお客の支持は、得られにくくなってきていることは、事実だと思います。
根幹と枝葉末節
目先の売上を追うような、「枝葉末節を考えることの繰り返し」に陥っていては、時間の無駄です。
結果として営業利益を拡大することは、難しいと言えます。
オペレーションとマーケティング。その原理原則を正しく理解して、無駄なく行動することが重要です。
原理原則を理解していれば、大きな失敗をする可能性が低くなります。
そして、基本を理解していれば、応用は幾らでも利きます。
他所が遣っている意味と、その良し悪しも素早く理解することが出来るでしょう。
チェーンストア理論と標準化。とても重要な原理原則です。
何事も、ビジネスの中長期の発展のためには、「良いこと」は、素直に謙虚に受け入れることが必要です。
枝葉末節に振り回されては、いけません。
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