15時の鮮度チェックが、売上と生産性と営業利益を大幅にアップさせる! スーパーマーケット重要戦略
~良い結果を出す会社と出せない会社の違い?~
私は、コンサルタントの仕事をさせて頂いて20年を過ぎます。
この間、多くの企業と仕事をして、多くの人と出会うことが出来ました。
コンサルタントという仕事をし始めたころは、こちらの未熟も有って、成果に繋げてあげられなかった事例も正直あります。
しかし、逆に期待以上の成果を出して、共に喜ぶことが出来た企業も多くあります。
成果を出す会社となかなか出せない会社。一体何が違うのか…。
コンサルタントから気付いたその違いについて、
幾つかの事例を交えてお話したいと思います。
教えているのは、『仕事の仕方』
あなたは、コンサルタントという職業を、どの様に考えるでしょうか。
専門的な技術や知識。特殊技能。高い報酬。などを連想される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身は、どう考えているかと言うと、単純に「仕事の仕方」を教えていると考えています。
正確には、「良い結果を出すための『仕事の仕方』を教えている」と考えています。
勿論、特殊な技術や、業界でもあまり知られていない知識も、その中には含まれますが、それらは、ほんの一部分にすぎません。
今までのやり方と違う、「もっと良いやり方」が、世の中には存在します。
私は、私自身が知りうる今現在の「一番いいやり方」。そして、何と言っても、それを支える「考え方」をクライアントにお伝えして、現場に落とし込んでいます。
そして、「良い結果を出してもらう」ことだと考えています。
原理原則を知ることが大事
私が、特に大事にしていることは、原理原則を理解してもらうことです。
これには、単に理論ということだけではなく、現場を長年、直接的、間接的に見てきた経験からくる「これぞ‼」という、成功の可能性の高いメソッドも含まれます。
私の経験から言うと、この原理原則を勉強していない中小企業がとても多いように思います。
原理原則を勉強していないと、どうしても小手先の方法で目先の売上を追うことになります。
また、これまでの経験から得られた方法の繰り返しになることも少なくないと思います。
決して、それらが全く意味の無いということではないのですが、競争がこれだけ厳しくなってくると、それらだけでは、得られる効果がだんだん低下して来ます。
原理原則を果実栽培で例えるならば、原理原則は「土」にあたります。
当然のことながら、誰でも、樹に成っている「果実(成果)」が欲しくなります。
しかし、その実を美味しく実らせるためには、土台となる土が、その樹に適した良好なものでなければなりません。
土が良ければ、根は地中に広く張りめぐらされ、丈夫な幹を育てることになります。(根幹)
枝や葉は茂り、季節がくれば立派な花を咲かせます。結果として、美味しい実を成らすことが出来るのです。
原理原則を理解するということは、根幹の部分を強くし、生産効率を高めてくれることになります。
根幹の部分を理解していれば、ムダな行動がなくなります。「遣ること」「やるべきこと」がハッキリ理解できるようになります。そして、応用力が付きます。
だって。でも。しかし…。
現場で聞こえてくる、「だって」「でも」「しかし…」。
相手の意見を否定する場合や、何かが実現出来なかった場合などの、言い訳でよく使われます。
店長や部長といった、管理職が発することは、チーム全体に悪い影響を及ぼすことが考えられます。何となく使ってしまう人は注意が必要です。
基本的には、社内で使用禁止にすることが理想です。
「だって」「でも」「しかし…」を簡単に使ってしまえば、思考が停止してしまいます。
自分で、「遣らない」ことを先に宣言しているとも言えます。
そうではなく、「どうしたら出来る」を使い、前向きに考える癖を付けるべきです。
もし、解らなければ、「誰かに聞く」と言う、非常に有効な選択肢もあります。
前向きに考えている人の質問には、誰もが親切に助けてくれるものです。
人間は、普通そういうものです。
「どうしたら出来るのか」と考えること、そしてその後の行動で、生産効率は抜群に上がることになります。
私は、クライアントに対して、質問や疑問があれば、「いつでもメールをください」と言っています。
「ここが解りません」と聞くことが出来れば、解決までの時間が早くなり、他の仕事にも良い影響を与えることになります。全体の生産性を押し上げることになります。
当然、経営者であれば、「正直、解りません」と、真っ先に手を上げるべきです。
すぐに行動して、セミナーやコンサルティングを受けるべきです。
そして、その費用の何倍、何十倍のリターンを取りに行くべきです。それが、経営者だと私は思います。
目先の売上を追わない⁉
売上が欲しいのは、誰でもそうでしょう。
しかし、注意しなければならないことがあります。
それは、売上高が上がることと、儲け(営業利益)とは、あまり関係ないということです。
特に、低迷する業績を何とかしようとするときの、ディスカウントで立てた売り上げは要注意です。
営業利益が上がらないどころか、粗利益率を低下させ、在庫や人件費をアップさせたりして、大幅に低下させてします場合がほとんどです。
野菜の相場が低い時にやる、売上を追う安売りは、かなりの確率で営業利益を低下させてしまいます。年間の業績にも大きく影響することにもなりかねません。
確実に業績を上げたければ、目先の売上を追うことを止めて、良い商品やサービスを「お客に買ってもらう」という、基本に沿った正しい行動を取ることです。
商品の価格ではなく、『品質』や『価値』に視点を当てて、
「いつも来店してくれているお客に進める」「使って喜んでもらう」ことを、考えてみましょう。
コンセプトに沿った新規仕入れ商品。体に良い美味しい総菜など、商品開発とその販売に、仕事の時間を、徹底して集中投入しましょう。
どうでも良いこと、お客の喜ばないことに、時間を取ることを止めてしまいましょう。
そして、お客に伝えるためのPOPや試食販売に時間を確実に使うことです。
正確には、『売れるPOP』『売れる試食販売』をすることです。
それが解らなければ、それを勉強するのです。
『良い商品』×『伝える』の行動で、お客は納得して、商品を買ってくれます。気に入れば、リピーターになってくれますし、口コミもしてくれます。
また、売れるPOPは、マーケテイング戦略上、重要なスキルであり武器なのです。
売ることが難しいと思っていた商品の拡販にチャレンジして、成功すれば、あとは何にでもテストをすることが出来るようになります。
POPを掲示することによって、少しずつ効果が出てくれば、仕事は楽しくなります。
楽しく仕事をしていれば、生産性は自然に上がります。
そうしてくれれば、「お客も楽しく買い物が出来る」ようになるでしょう。
良い結果の出る『仕事の仕方』を身に付けてください。
何かお聞きになりたいことがあれば、サミットリテイリングセンターへ、お気軽にお問い合わせください。よろしくお願いいたします。