営業効率を高める仕組みを整え、中小企業の成長に貢献（3/3）

経営者目線で、企業にマッチするかを見極めてアドバイス

　「明るく元気が取りえ」という染野さんは、スタートアップ企業の法人営業として活躍。Webやイベントなどプロモーションを手掛ける企業で、部下のマネジメントも経験しました。
　「会社の事業転換に伴い、販促業務のDX化に対応するクラウドシステムのソリューション営業を担い、メーカーや流通など大手企業に導入を提案。月額1000万円を売り上げたこともあります。大企業の潜在的な課題を引き出し、解決へと導けたときにやりがいを感じましたね」

　「The Model」を提唱したIT企業・セールスフォースの指導のもと、インサイドセールス、カスタマーサクセス部門の開発や、マーケティング企画の立案などにも従事。「ゼロから組織づくりに携わったことは、今につながっています。大病を機に、自分の得意分野を生かして、困っている中小企業の役に立ちたいと思うようになり起業しました」と語ります。

　営業コンサルの「ゼロイチ」と、マーケティング会社「YOUNEEDS」に共通するのは、経営者に寄り添い仕組みをつくること。
　「仕組み化は必要ですが、その企業のためになるかという目線を大切にしています。不要なことには、『費用をかけなくていい』とはっきり伝えます」と染野さん。

　クライアントと腹を割って話せる関係づくりを大切に、前職から今も付き合いが続く担当者もいるとか。
　「まずは共通認識を持ち、同じ方向を向くことから始めましょう。新しいことに取り組むきっかけをつくります」と呼びかけます。

（取材年月：2022年9月）

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