未成年の養子が養親を失ったとき ☆遺言・相続vol.9③☆
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
ご主人とは、15年程になるでしょうか、長いお付き合いでした。
不謹慎かもしれませんが、奥様と、こんなに沢山、一緒に笑って、お話しできるなんて、
今は亡きご主人が、引き合わせて下さったのでしょう。
今日は、そんな温かい気持ちになりました。
教育者のご主人は、勤務されている学校の修学旅行のお話しを熱心に話して下さったり、
逆に、娘の受験校を決めるにあたって、相談を受けて下さったりと、
仕事もそこそこに、色々とお話しさせていただける先生でした。
奥様は音楽家で、とっても綺麗な方。憧れの存在でした。
ピアノの先生をなさっていますが、それ以外にもヴァイオリンやチェロをなさると聞いて、
「弦楽器は全く別の難しい楽器」と思っていたのに、
「ピアノが弾ければ、弦楽器も夢ではないんだ。」と、大きな誤解を私に抱かした方です。
最初に訃報を聞いて、直ぐにご相談を受けてから3年ほど。
ようやく、相続登記も終わりました。
月日もたって、「チェロの練習続けていますか？」なんて言っていただくものですから、
厚かましいことですが、本来の明るいお人柄に甘えさせていただいて、
ああでもないこうでもないと、下手の横好きぶりを発揮したり、
逆に、私の発表会を見に行くと脅かされたりして、一緒に声をあげて笑っていました。
こんなに親しくお話しさせていただけるなんて。
「もう大丈夫。」
今日は、幸せな気持ちでお見送りできました。
笑顔の輪が広がりますように。
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司法書士佐井惠子
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