成年後見人ならではの不動産売買 ☆成年後見vol.8⑲☆
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
判断能力を探ろうとするとき、よく生年月日や年齢を聞きますが、
年齢って、すぐに出てこないことってないですか?
生年月日はすっと言えるのですが・・・女性特有でしょうか?
今日は、3年前に任意後見契約を結び、見守り中のA子さんが、
当時作成した遺言の見直しをして、二度目の遺言書を作成します。
シングルのA子さん。
葬儀費用として教会に遺贈する他、友人に財産を遺す内容でしたが、
その内訳が変わったことと、残る全財産をどうするかについて、気持ちがかわってきていました。
しっかりとした方ですが、先日、遺言の最終確認のためにご自宅に伺っていたとき、
年齢の話となり、ふと65歳と仰って、えっ?!少々、焦りました。
80代の方ですから・・・。
生年月日は、間違いなく答えられますのに・・・。
80代半ばともなれば、今年より来年、来年より再来年と、
どんどん判断力や記憶力が鍛えられていくとは思えないので、
今回の遺言が、最後のチャンスかもしれません。
判断力をとりあえず知りたいと思うと、年齢を聞くのは定番です。
でも、案外、ヒヤッとしている女性は多いのではないでしょうか?
私も、長女を育てている時は適当に若めに答えていました。
子どもはなぜか、「おあさん、いくつ?」と、聞いてきます。
また、子どもの友だちが遊びに来ては、「うちのお母さんは○○才よ。」と、
尋ねもしいのに、暴露していきます。
怖い怖い!なんて思って、年齢を正直に答えていませんでした。
そんなことで、今でも、自分の年齢はすっとは出てこないで、
長女の年齢を思い浮かべて、プラス○才=私の年齢なんて、頭のなかで計算しています。
そろそろ、実年齢をすぐに言えるようにしないといけませんね。
それとも、「女性に、そんな失礼なことを!」と、ちょっと怒ったふりをする演技力を鍛えましょうか。
緊張しないで、遺言が作れるように、手をつないでおきましょう。
笑顔の輪が広がりますように。
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司法書士佐井惠子
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