複数後見人と業務分掌 ~☆成年後見 vol.7⑰☆  

佐井惠子

佐井惠子

テーマ:成年後見と資格制限


こんにちは、司法書士佐井惠子です。
成年後見申立書に、後見人候補者を記載しても、必ず候補者が選任されるとは限りません。
後見人を監督する後見監督人が更に選任される場合もあります。

先日、申立てた成年後見人。
選任審判まで1か月半から2か月かかりますと聞いていましたが、
実際には、鑑定も必要なく、1週間ほどで審判がありました。

実は、今回は、複数後見人と言って、親族と私を後見人に選任してほしいと申立てていました。
裁判所では、資産の額からして、後見監督人選任の可能性も言及されていましたが、
蓋を明けると、財産管理の担当は私に、それ以外全ての権限を親族が分掌するようにという審判でした。

申立てた内容は、それぞれ全て代理できる内容としていましたので、
今後、どのようにご本人をサポートしていくか、改めて相談する必要があり、
親族後見人さんに事務所へお越しいただいて、打ち合わせをしました。

ご本人ならこう考えたに違いないなど、ご親族とは常にコミュニケーションを大切にしながら、
ご本人はもちろん、親族後見人の良き相談相手として、
軌道に乗せていきたいと考えています。

後見人候補者は、必ず後見人に選任されるとは限りません。
こればかりは、裁判所が判断するところです。

司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.com

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

佐井惠子プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

佐井惠子
専門家

佐井惠子(司法書士)

佐井司法書士法人

成年後見や家族信託、相続手続き・遺言書作成・遺言書執行業務など、シニアの悩みに応えるため、法律問題に関するワンストップサービスを提供。

佐井惠子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

家族の問題(成年後見、相続、信託)の専門家

佐井惠子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼