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住宅ローンを完済したときは、すぐに抹消

2011年8月22日

テーマ:不動産の登記

コラムカテゴリ:法律関連

コラムキーワード: 住宅ローン 借り換え住宅ローン 固定金利住宅ローン 審査

こんにちは、司法書士佐井惠子です。
住宅ローンを完済したとき、金融機関から一抱えほどの書類を受け取ることになります。
その中に、抹消登記に必要な書類が入っています。
すぐに、抵当権抹消登記を済ませてしまいましょう。

ローンを完済したら、金融機関や抵当権者から抹消関係書類を受け取って、
すぐにご連絡下さい。
金融機関等の必要書類として受け取る現在事項証明書は、発行後3か月のものという期限があります。
置いておいて、メリットになることは何もありません。

それどころか、社内融資を受けていた方が、完済した後も、登記をしないままにしていたため、
弁済期間中も、弁済後も、勤務していた会社は合併、会社分割を繰り返して企業再編が進み、
結局その会社は解散の後、清算も結了してしまっていたということがありました。
会社のOBということで、会社には全面的に協力いただくことができました。
具体的には、別会社で勤務中の清算人に、書類に押印をいただき、
登記済証もなくなっているので、本人確認書類も作成し、
ようやく、抹消登記ができました。

最近は、住宅ローン返済中に、金融機関が企業再編を繰り返していることが多く、
このような場合、抵当権抹消登記をする前に、合併等による抵当権移転登記の申請が必要となります。

どうぞ、金融機関から書類を受け取ったら、間髪置かずに、
すぐに、お電話して下さい。

司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.com

この記事を書いたプロ

佐井惠子

家族の問題(成年後見、相続、信託)の専門家

佐井惠子(佐井司法書士法人)

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