東京の親族に代わって後見人就任 ☆成年後見vol.13②☆
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
任意後見契約の内容の相談中に、よく聞く言葉は、「難しいから、お任せします。」というもの。
これ、とっても困ります。このままでは、契約を結ぶことができません。
週末に参加した、成年後見センター・リーガルサポート北ブロック会議でも、
理解いただくことの難しさが、話題となりました。
任意後見契約は、自分でしっかりと判断できる方との間で結びます。
ですから、ご本人によく理解いただいた上でないと、この契約は難しいのです。
ちょうど当日の朝、見守り契約のお話しはスムーズに進み、
まだ時間があったので、任意後見のお話しにもと、法定後見との違いや条文を読み進めていたときに、
「ちょっと、難しい。」という言葉が出てきました。
「分かりました!それでは、今日は生活設計、ライフプランを伺っていきます。
簡単なことから、おしゃべりしていきましょう。」と、話を切り替えて、
朝は、テレビは付けずにラジオで「ありがとう浜村 淳」を聞いていることや、
お好きな宝塚のテレビ番組を見たいので、DVDレコーダーの操作もできるようになったこと等、
沢山のお話しを伺いました。
そして、またまたいいヒントを頂きました。
「浜村 淳は、難しいことも、噛んで含めるように説明してくれるから、腑に落ちる。」
話術があるのですね。そういうつもりで、今度、聞いてみます。
任意後見のご相談は、90分を限度にします。これ以上は、集中力が切れるからです。
生活設計の場面では、おしゃべりをしているだけのようですが、実は、ここが一番大切です。
沢山取材して、その結果をまとめ、整理をして、次に備えます。
また、素敵な方に出会えました。
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.com