お好み焼き 鶴橋風月のボランティア活動 ☆成年後見vol.3⑰☆
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
週末は、保佐人をさせていただいている60代男性Aさんのグループホームに、毎月一回の面談に行ってきました。
ちょうど午前中、Aさんのご兄弟が事務所にお越しくださって、ご本人やそのご家族のことなど、
ようやく安心できる状況になったことや、先々のことについて前向きに考えることができるようになったことなど、
嬉しく話し合いをさせていただいておりました。
Aさんが、今のグループホームに辿り着くまでは、できる限りショートステイを長くつなげたり、
デイサービスを毎日利用したりして、傍に、誰かの目がある状態にして「しのいで」きていました。
今は、グループホームの近所の喫茶店に行ったり、
競馬の当たり券のコピーが、施設に預けているお小遣いの使い途として届いたり、
歯医者さんで、義歯を作ってもらったり。
ようやくAさんが生き生きと暮らせるようになったというのが、私たち全員の感想です。
家族だけでは、綱渡りのようなAさんの生活が、施設の力をお借りして、
多趣味で明るい性格のAさんらしく暮らせるようになりました。
若い頃、ギターバンドでベンチャーズのコピーをしていたと聞いていましたが、
家から届けた古いアコースティックギターで、音楽を楽しむまでになっておられます。
また、個室にはテレビがあって、それを熱心に見ているAさんです。
画面左下端に、アナログ放送の文字があったので、地デジ対応に切り替えてもらい、
これで突然画面が消えることもないと、安心してお暇しました。
家で一緒には暮らせませんが、それでもAさんが家族の大黒柱であることに変わりはありません。
第三者の保佐人として私がいることが、ご家族のお役にたてると嬉しいです。
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.com